1/700コンテナ船『コロンボ・エクスプレス』製作 その1

艦船模型製作代行のご依頼品は、現在、次回作となる1/350航空母艦『ニミッツ』の製作を進めていますが、このところ決算業務なども重なって、まとまった形でアップできる状態が出来ていませんので、本日と明日はプライベートで製作している作品をご紹介します。

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現在、プライベートで製作している船舶模型は、ドイツレベルの1/700コンテナ船『コロンボ・エクスプレス』です。昨年まではプライベート製作では客船模型( http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-22.html )の製作をつづけてきましたが、集大成ともいえるジオラマ作品『Port of Yokohama1930s ( https://tobiiro.jimdo.com/816%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E6%B8%AF-%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%9E%E4%BD%9C%E5%93%81/ ) 』を完成させたことで一区切りを迎えたので、今年一年は貨物船に凝ってみようと思っています。

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ドイツレベルのコロンボエクスプレスは左右分割の船体に一枚ものの甲板を組み合わせる構成になっています。コンテナ船ということで、その他の目立ったパーツといえば、ブリッジ周りのみで、船本体のパーツは比較的シンプルな印象です。

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ちなみに、実船のコロンボエクスプレスの全長は336mということで、全長333mのニミッツ級と比較しても僅かに上回る巨大さです。(大和型戦艦は263m) 船体形状がシンプルなこともあって、なかなか実船の巨大さを実感しづらいところが難点ですが、今後予定しているジオラマ化の過程で(比較対象となる)車両やタグボートなどを配置してスケール感を演出しようと考えています。

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なお、『コロンボ・エクスプレス』を製作するにあたり、仕上がり具合のカギとなるのはやはりコンテナです。ドイツレベルのキットは満載状態のコンテナをひとつのブロックとして再現しているため、合計23個のブロックを順番に箱組みしていきました。

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仕上がった23個のコンテナブロック。パーツの精度はまずまず良いので、組み立てに苦労するようなことはなかったのですが、上蓋は『落とし蓋』になっているため、天辺に合わせ目が発生するのが難点です。

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そこで、それらの合わせ目は溶きパテを盛ってからサンディングすることで修正を行いました。なお、落とし蓋の外周部分は筋彫りがありませんので、これらの彫り足しも行っています。

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ちなみに、この筋彫りはひとつひとつ個別に作業するよりも、4個程度のブロックをマスキングテープで束ねてから彫り込む方が合理的です。(筋彫り工具には、GSIクレオスのラインチゼルを使用しました)

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合わせ目と筋彫りの修正を終えたコンテナ群は、黒サフで立ち上げ、続いてオキサイドレッドの下地で仕上げました。なお、このオキサイドレッドは、一部のコンテナの色としてそのまま使用します。(今回はジオラマ用にコンテナを複製する予定がある為、この時点でコンテナブロックの型取りを行いました) 

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残すはコンテナ塗装ですが、実船に近い色のバランスを実現するのに少々苦労を伴いました。自分なりのセンスで実物のコンテナの色彩を参考に、3色ほどの塗料を調色したのですが、最初は思ったようなバランスが実現できず、色調を調正しながら3回ほど塗り直す事になりました。

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塗り分けはマスキングとエアブラシ吹きの連続でかなり手間がかかりますが、船尾側から少しずつ進めて、まもなく船体中央付近に近づいてきたところです。

この『コロンボ・エクスプレス』は、できれば5月の静岡ホビーショー、モデラーズクラブ合同展示会での単品作品での御披露目を目指し、夏頃にまでにはジオラマとしても完成させたいと思っております。

明日も、引き続きプライベート作品の製作過程をご紹介します。

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ドイツレベル 1/700コンテナ船『コロンボ・エクスプレス』レビュー

先日、今後予定しているプライベート製作品として、ドイツレベルの1/700コンテナ船『コロンボ・エクスプレス』をブログに掲載したところ、思いのほか多方面の皆さまからキットについての質問やメールでのお問い合わせをいただきましたので、この機会にキットのレビューをご紹介します。

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この製品は確か、2011年7月以来の再販だったと思います。当時、JMC大阪の展示会で完成品が出展されているのを見て、即購入を決めたものの、国内では既に品薄状態となっており、長年入手できずに悔しい思いをしていました。

ちなみに初版当時の箱絵は右舷側からローアングルで描かれたもので、今回の再販に合わせて箱絵のリニューアルが行われました。(そのさい何故か、国内での品名も『コロンボ・エクスプレス』から『コロンボ・エキスプレス』に変更になっています)

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箱を開けるとこんな感じです。ヨーロッパのキットに限らず、国産キットと比べると海外製品は「もう少し箱が小さくてもいいんじゃない?」と思ってしまう雰囲気がありますが、ロシアや東欧のキットよりはまだいくらかコンパクトな設計です。

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船体は左右分割で、デッキは主要部分が一体成型となっています。(デッキは多少反りがあるものの、組み立てに支障はありません) なお、船底にはバウスラスターが繊細にモールドされていますが、今回は洋上モデルとして製作する予定ですので、以前製作したQM2( http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-651.html )と同様に、吃水線下は切り飛ばす予定です。

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また、その他の船体パーツは平面構成のものばかりですので、シンプルな板状のパーツとして成形されていました。(船首のウインチなどは、なかなかに繊細です)

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船体を仮組した様子。現代のコンテナ船がいかに巨大か? を実感できるように、隣に同一縮尺の戦艦『武蔵』を配置してみました。

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ブリッジパーツは板状のものを箱組するようになっており、まるで建築模型の様な構成です。

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コンテナも同様に板状パーツを箱組するように設計されており、複数積み重ねたものをひとつのブロックとして組み上げる方式となっています。数は少々多めですが、シンプルな構成ですので組みたて自体はラクそうです。

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ただし、塗り分けにはかなりの苦労を伴いそうで、『箱絵の様な実感的なモザイク仕上げ』にするにはかなりの根気を必要としそうです。

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コンテナ用のデカールは、船会社のハパックロイドのロゴしか含まれていないので、他のロゴを自作しようか? と思ったのですが、ホワイトエンサインから多彩なロゴを再現したデカールが発売されているようですので、そちらの使用も検討しています。また、ディテールアップパーツはKAモデルから手摺やラッタルなどの専用エッチングが発売されているので、近々そちらも入手しようと思います。

ちなみに、この1/700『コロンボ・エクスプレス』の製作においては、ブリッジ周り等をメインに電飾を仕込むことを計画しておりまして、名古屋港のコンテナヤード(飛島埠頭)を再現した港湾ジオラマとして仕上げる予定です。(来年春頃予定)

ガントリークレーンはフルスクラッチになりますが、(構造を調べてみたところ)当初想像していたよりずっと簡単に作れそうですし、コンテナヤードの港湾設備も非常にシンプルですので、本格的な電飾に挑戦する余力が持てそうです。

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ちなみに話題は変わりますが、最近のドイツレベルの箱のデザインはとてもクールで気に入っています。この写真は昨年、購入した1/600ユナイテッド・ステーツ・ライン『ユナイテッドステーツ』です。少々中途半端な縮尺ですが、キットの内容は割と良さそうですので、こちらもおいおい、ジオラマ作品として製作したいと考えています。


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プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事も書かせていただいております。

「プロモデラーの人ってどんな生活をしているの?」という疑問に少しでもお答えできるよう、業務日記と日常日記を織り交ぜた内容でお届けしております。

当ブログの作品紹介はホームページの補助的な役割で活用しており、ホームページの方をメインとして、模型作例を多数掲載しております。 ぜひご覧ください。

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