1/700 フェリー『さんふらわあ11』をウォーターラインモデルとして製作


ブログリンクに、先日、カーモデルの日記でご紹介したクアトロポルテさんの、店長日記を追加しました。

カーモデルをはじめ、あらゆるジャンルの模型商材についての情報が毎日のように更新されておりますので、ぜひご覧くださいませ。



昨日、『さんふらわあ』のクルーズについて記載したからというわけではないですが、本日はまたもや少し前に完成していた、1/700の『さんふらわあ11』のご紹介です

中村精密が開発したキットで、現在は元アリイこと、マイクローエースが発売している1/700『さんふらわあ』は、これまで(サイトに掲載していない分も含めて)合計5隻製作してきていますが、今回ははじめて洋上モデル(ウォーターライン)として、海面ベース付きで製作しました。

sf1110.jpg

ディティールアップは、各部に手すりを配置したほか、メインマストには張り線を施しました。

キットでは、特徴的な太陽マークは船体舷側にモールドされ、シールを貼って再現するようになっていますが、この作品ではモールドを削り落とし、塗装にて再現しています。

sf1112.jpg

今となっては考えられない、縦並び二本煙突、そして大きな曲面を描くブリッジ形状など、長距離カーフェリーが本格クルーズ客船の要素を大きく採り入れていた、古き良き時代を感じさせるスタイリングですね。

10608121_1706845282_3large.jpg

このキットはもともと、フルハルモデルですので、ウォーターラインにするには、船底の切り離しと船底板の自作が必要でした。 また、船体はモノコック構造ですので船底を切り取ると剛性がなくなってしまうので、内部に角棒のフレームを自作して、補強しました。

シンプルかつ美しい船容の『さんふらわあ11』ですが、製作は結構手間がかかりました(笑)

明日、ブログが更新できれば、同じく『さんふらわあ8』の洋上モデルをご紹介します。


当作品は、スケールモデル完成品販売『CHERRY&ANCHOR』にて販売中!
↓↓↓
http://www.cherry-anchor.com/


当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg
スポンサーサイト

定期船でお手軽往復クル-ズ


この残暑の影響か?本日は午前中、体調を崩しておりました。(苦笑)

午後からは無事に復活し、通常業務に戻っております。 この間、某社よりお電話で何度も問い合わせを頂いていたみたいで、誠に申し訳ございません。m( )m


先月は横浜、横須賀まで遠征したにも関わらず、再び無性に船に乗りたくなってきている今日この頃です。

『フェリーさんふらわあ』が、10月のハロウィーンシーズンに、神戸六甲港を発着する大阪湾クルーズを開催するそうなので、少し気になっています。

http://www.ferry-sunflower.co.jp/index.html


私のような貧乏クルーズファンは、発着地が同じでないと、なかなか長距離フェリーに乗船する機会はありませんので、このような機会はぜひ利用したいですね(笑)

まだ検討中ですが乗船することがあれば、クルージングレポートに追加したいと思います。

sunflower.jpg
↑↑↑画像は今年3月、大阪南港コスモフェリーターミナルで撮影した『さんふらわあ こばると』の入港の様子
(今回ご紹介のクルーズは、神戸発なので、大阪発の『あいぼり』『こばると』姉妹ではなく、『ごーるど』『ぱーる』姉妹のどちらかになると思われます)


HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!では、長距離フェリーの乗船レポートを多数掲載!
船旅好きの方は、ぜひご覧ください。
↓↓↓
HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!


当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg







1/350護衛艦『DD-101 むらさめ』製作中 その3

9月の奈良模型愛好会展示会への出展に向けて製作中の、ピットロード1/350護衛艦『むらさめ』は、各々の構造物の塗装が終わり、いよいよ船体への取り付けというところまで来ました。

12murasame05.jpg
↑構造物の取り付けの前に、通行帯等のデカールを先に貼り付けます。なお、着艦表示は現在のむらさめに採用されている、新塗装を採用しました。(イカロス出版「むらさめ たかなみモデリングガイド」に付属のデカールを使用)

12murasame06.jpg
垂直発射管や消火装置の塗り分けは、構造物を取り付ける前に行う方がスムーズです。

12murasame07.jpg
各構造物が無事に取り付けられ、むらさめの勇姿が徐々に姿を現しました。

あとは、ボートやヘリコプター、アンテナ類を取り付ければ、2012年バージョンのむらさめが完成です。


追伸:「護衛艦は、水平面と垂直面の色が違うのではないか?」という質問メールを頂いたので、先月撮影してきた実艦の写真を追加しておきます。

水平面の一部には、砂を混ぜた滑り止めの塗装がされているので、若干見え方は違うと思いますが、実質的には同じ色です。↓↓↓(元海上自衛官の友人モデラーにも確認済み)

jj.jpg
bb.jpg

↑↑↑雨の影響で少し確認しづらいかもしれませんが、参考になりましたら幸いです。(この塗り分けは、『ひゅうが』等の、一部の艦艇には当てはまらないと思われますので、製作予定の艦の塗装を確固調べるのが確実と思われます)

海上自衛隊護衛艦をはじめ、艦船模型など、スケールモデルの作例を多数掲載!
HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!をぜひご覧ください。
↓↓↓
HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!


当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg





レベル1/25 コルベットC5-R製作 その1

8月10日のカーモデル製作日記に掲載して以来、しばらくブログに登場させていなかった、アメリカレベルの1/25コルベットC5-Rですが、先週、無事にデカール貼りを終えて、同時に製作しているフェラーリ2台と一緒にクリアー吹きまでが完了したので、ご紹介します。

c5r01.jpg
↑業務の合間に、本日3台纏めてクリアー吹きを行いました。真ん中の深いブルーメタリックの車が、コルベットC5-Rです。

c5r02.jpg
このコルベットC5-Rは、2003年のル・マン24時間レースに参戦した、「コルベット生誕50周年記念」のカラーリングを再現したもので、それまでのイエローがメインのカラーリングとは、大きく印象が異なるものです。

レースでは、徐々に信頼性を上げつつあった、プロドライブのフェラーリ550マラネロに一歩及ばず、GTSクラスの2位と3位を獲得、並んでゴールする姿が大変印象的でした。(これまでル・マンのフェラーリばかり作ってきたのに、ここに来て、突然ライバルのコルベット製作とはこれまたいかに!?(笑))

このキットを製作するにあたり、ボディカラーに何を選ぶかを迷ったのですが、キットを購入した奈良のカーモデル専門店『クアトロポルテ』さんのアドバイスにより、ガイアノーツのスーパーカーカラー『メタリックコブラブルー』をチョイス。 見事に実車のイメージに近いカラーリングが再現されました。

『クアトロポルテ』さんは、HIGH-GEARedの自宅から車で10分程度と大変近く、カーモデラーにとって、かゆいところに手が届く品揃えと、豊富な専門知識を持ったスタッフの方が応対してくださる楽しいお店ですので、関西にお住まいのカーモデラーの方は、ぜひ一度脚をお運びください。(ホームページやブログも頻繁に更新されています)

話題は模型に戻りますが、このキット、デカールは大変貼りやすく、発色もまずますです。 

ボディは2001年の頃と変わってないようですが、もともとこの車には詳しくないこともあって、それほど気にはならないので、今回は素直にキットのまま組もうと思います。

クリアー塗装は、これまで通り、フィニッシャーズのオートクリアーを使用していますが、そろそろウレタンクリアーも気になりはじめています。 前職では、当たり前のように業務用のウレタン塗料を使いまくっていたのですが、ホビーの分野では怖くてまだ使っていません。(←要するに、デカールの上から吹くのが怖いんでしょうね)

次回のカーモデルはまだ何になるか未定ですが、出来るだけ簡単に出来るキットで実験してみようと思います。

なお、現在製作中のコルベットC5-Rは、10月の京都での合同展示会と、12月のJMC大阪に出展予定です。 今後も製作の模様をご紹介して参りますので、ぜひご覧ください。

ル・マンカーをはじめとした、カーモデルの製作例はHIGH-GEARed's HOBBY WORK!!に多数掲載!
↓↓↓
HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!


当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg





1/350護衛艦『DD-101 むらさめ』製作中 その2


9月の展示会で、個人的にメイン作品として製作を進めている、1/350護衛艦『DD-101 むらさめ』の製作記、今回は二回目です。

この『むらさめ』、キットは、竣工時をモデリングしているようなのですが、先日、横須賀で実艦に乗艦させていただいたばかりということで、ぜひとも現在の姿を再現したいと考え、当日、横須賀基地で撮影した写真や資料本などを参考に、ソマリア沖の海賊対策部隊に派遣された際に施された改装箇所などをチェックしてみました。

12murasame00.jpg
↑『DD-101 むらさめ』の改装箇所として、最も特徴的な部分としては、艦橋窓下部および、両舷に追加された防弾板が挙げられます。

ほかに、機銃の増設、後部構造物(格納庫)上部のレーダーの取り付け部分の張り出しなどが挙げられますが、これらのパーツは何の説明もなしに、何故かキットに含まれていたので、それを利用しました。

12murasame01.jpg
↑防弾板は、プラ板で追加しました。(画像右側) ちなみに、キットのまま組み立てると、画像左側のような竣工時の手すり仕上げとなります。


12murasame02.jpg
↑『DD-101 むらさめ』の塗装は、構造物、甲板ともに同一色で塗装されていることが、実艦乗艦時に確認できたので、今回は手すりなども全て取り付けた状態で塗装していますが、格納庫内部のみは、先に塗装し、マスキングを行うことで塗り分けました。

12murasame03.jpg
↑下地は、ガイアカラーのサーフェーサーエヴォ(オキサイドレッド)を使用。 実艦の整備時の写真で、よくこのように一部のみ錆止めプライマーの色が残った塗り分けの写真を見ることができますが、模型でもこのような工程を踏むことで、実艦を建造しているような気分が味わえ、楽しく製作することができます(笑)

外舷色は、今回はピットロードカラーの『海自グレー1』を使用しています。

護衛艦の色に関しては、いろいろな所で「あれが似ている」「あれは似てない」「光のあたり方で云々」等と、様々な議論が交わされていますが、個人的には専門用語をいろいろと並べるよりも、塗装した模型と実物とを比べるのが最も簡単だと思い、1/700護衛艦『あたご』をご依頼いただいたお客様とともに、舞鶴で下記のような写真を撮影しました。

12murasame04.jpg
↑デジカメ時代ですので、言葉や文章で小難しく書くよりも、写真で見比べるのがラクです(笑)

結論からいうと、同じ光の当たり方でも実物と模型用の塗料では発色はかなり違うようです。 

スケールエフェクトという言葉があるように、実物の色をそのまま塗るというのも、模型の場合は必ずしも正解とは言えない(←私が建築模型職人だった頃にも良く言われた言葉)ので、自分なりのイメージを持って、「この色がかっこいい!」と思った色を塗っておけば、それでいいんじゃないかな?と思います。(趣味の世界ですから「なにがどうあるべき」とか、高尚に考え過ぎるのはあまり好きではありません)

個人的には、ピットロードの海自色は結構好みですので、これからもこの塗料を使って自衛艦をたくさん作っていきたいと思います。


当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg







艦船模型の製作ご依頼をご検討の方は、ぜひともモデルファクトリーハイギヤードへ!
↓↓↓
http://nabeck.web.fc2.com/hg-mdf.htm

奈良模型愛好会の例会に参加

昨日は、月に一度行われる、奈良模型愛好会の例会の日でした。

毎月第4土曜に開催され、奈良の公共施設の一室を借りて、展示会やイベントの打ち合わせや、作品の紹介などを行っています。

9月の展示会が近いため、作品紹介も、展示会への出展作品がメインになりました。

以下、今回例会で紹介された作品の中から、いくつかをピックアップしてご紹介します。

8261.jpg
↑左は私、HIGH-GEARedが来月の展示会に向けて製作している1/350『DD-101 むらさめ』です。キットは竣工時を再現していますが、その後の改装でレーダーの取り付け部分の張り出し、後部の増設機銃座、艦橋サイドの防弾板、羅針艦橋前部の取り外し可能な走行板などを、プラ板で自作して取り付けました。 改造箇所の詳細は明日の日記でご紹介します。

右側は、相互リンクサイト『艦船模型の部屋』管理人の『まいど!』氏製作のジャガーと、当サークルで主に宇宙戦艦モノを担当してくださっている『Xネブラ』氏のフォードGT40で、背景となっている、サルトサーキットのホームストレートのジオラマベースは、モデルグラフィックス誌等のライターをされている、とみたけたかゆきさんが製作されたものです。 (とみたけ氏は、他にポルシェ917K、アウディR18等の各種ル・マンカーを製作中!)

8262.jpg
↑左側は、スケールモデル完成品販売ネットショップCHERRY&ANCHORにも作品を多数ご提供いただいている、奈良模型愛好会会長、辰井康泰氏の製作による、ドイツレベル1/400「アイーダ」。 氏はこのところ、大型客船モデルの製作に情熱を燃やしていらっしゃいますので、今後の客船作例にもご期待下さい。

右側が、奈良模型愛好会のmixi部門でコミュニティ管理等を担当している「Zニコニコ(ゼータニコニコ)」氏による鉄道模型レイアウト。 左奥の発泡スチロールの山は、なんと『要塞』だそうです。 1/350戦艦大和の主砲が要塞砲として装備されていますが、パーツ提供は、私、HIGH-GEARedからのものです(笑)

要塞レイアウトは、12月のJMC出展を目処に製作されているということですので、完成が楽しみです。

追伸:1/350戦艦大和【新】決定版製作記を更新しておりますので、ぜひご覧ください。
   ↓↓↓
   HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!


当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg





鶴岡政之先生を偲ぶ

既にご存知の方もおらるかもしれませんが、モデルアート誌のトップライターで艦船模型の重鎮、鶴岡政之先生が、8月21日の夜、永眠されました。

「先生」と呼ばれることを喜ぶ性格の方ではなかったので、生前にそのような敬称で呼ばせていただくことはなかったのですが、今回限り、「鶴岡先生」と呼ばせていただきます。

現在、私HIGH-GEARedこと渡辺真郎も、作例及び記事を掲載させていただいているモデルアート社出版『艦船模型スペシャル』ですが、同誌につきましては、今を遡ること7年前に、まず読者という立場でご縁をいただくきっかけがありました。

平成17年当時、まだ「モデルアート臨時増刊」という肩書きで出版されていた頃の話ですが、『艦船模型スペシャルNo16 日本海海戦』の号が出版されていたとき、ロシアバルチック艦隊艦艇の大変貴重な1/700作例が10隻も掲載されていたのを見て、当時、記念艦三笠を頻繁に訪れるなど、すっかり明治艦の虜になっていた私は大変感激をしました。

特に、1/350戦艦『ボロジノ』1/700戦艦『ボロジノ』1/700戦艦『クニャージ・スウォーロフ』1/700戦艦『オスラビア』1/700戦艦『インペラトール・ニコライ1世』そして1/700仮装巡洋艦『信濃丸』など、大量に作例を掲載されていた『鶴岡政之』の名前は、そのときをきっかけに私の心に深く刻まれることになりました。

もちろん、当時はまさか将来、鶴岡さんに直に交流をいただくことになったり、同じ雑誌に作例記事を掲載させていただくことになるとは思いもしませんでしたが、他のライター様の作例や実艦紹介、その他の特集はもちろん、毎回『艦スペ』にて鶴岡さんの作例を見るのが、楽しみとなり、『艦スペ』の大ファンになりました。

私のような者が評価をさせてただくというのもおかしなお話だとは思いますが、鶴岡さんの作品は、常に「本物の船の匂い」を発していたように思います。

精密パーツが充実し、「超絶モデラー」や「驚くほど精密な作品」を作られる方は、現在では珍しくなくなりましたが、鶴岡さんの作品は、一見しただけでは必ずしも驚くような超絶技法を凝らした作品には見えるとは限らず、むしろ実艦写真のような『ある程度あっさりした』印象を受ける事が多いように思われました。

そして、改めてじっくり見ると、高度な技術と豊かな経験、そして、なにより実艦への思い入れと愛情が伝わる作品に仕上がっていることがわかり、大変印象的でした。  

それだけ、技術の使いどころを心得た『余裕のあるモデリング』をされていたのかな?と、今になって思います。


例えばギタリストでも、センスのある方は『どうだ!すごいだろ!』と言う具合にテクニックを無駄遣いするのではなく、テクニックの使いどころをきっちり心得、それを活かす曲作りを行いますが、鶴岡さんのモデリングは、そのようなセンスにあふれた、私にとって、ひとつの理想といえる存在でした。

そうした『無理なく、高い技術が発揮された作品』は私の目指すところでもあり、ひとつの目標とするところでもありました。

鶴岡さんの作品の中でも特に印象に残っているのは、ハセガワの1/350空母『赤城』で、この作品は有名なトラスのエッチングをとても美しく仕上げられていたことはもちろん、艦載機の機体番号まで全て再現されていることが特長でした。

その後、私も依頼製作で、同様に機体番号を再現した赤城を製作したのですが、ネットを通じて鶴岡さんにも作品をご覧いただき、ご感想をいただいたのがいい思い出になっています。

また、この赤城は、鶴岡さんと私の縁をつないでくれた作品でもあり、作例に使用されたWing&rail製『金の菊花紋章』は、私のサイト『HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!』から知られたものだと、のちほど伺いました。

直接お会いしたのは昨年の静岡ホビーショーのモデラーズクラブ合同展示会で、それ以来、場所は京都、千葉とそれぞれ異なりつつも、合計3回に渡ってお話させていただく機会がありました。

直接お話した時間はけして長くはございませんでしたが、その短い時間の中でも、モデラーとしてはもちろん、その温かい人柄から、一人の人間としても、大変多くの事を学ばせていただいた方でした。

それまで、私にとって鶴岡さんは、雲の上の存在と思っていましたが、直接のご交流がはじまり、これからもっともっと、たくさんのお話を伺いたいと思っていた矢先に悲報を頂戴し、なかなか気持ちの整理はつけることができませんでしたが、本日、告別式が滞りなく行われたとの報告を受け、ひとつの区切りとして、ブログにてご報告させていただきました。

思い残すことがひとつあるとすれば、私の『艦スペ』への作例の掲載開始が、鶴岡さんがご病気により療養にはいられた時期と重なったため、『鶴岡政之』と『渡辺真郎』の名前が同じ書籍に同時に並ぶことがなかった点です。

その日が訪れてくれるよう、復活を心待ちにしていたので、今回の訃報は大変残念に思っています。(もっとも、鶴岡先生が復活されれば、私の様な者に継続して掲載頂く機会があったかどうかはわかりませんが)

いずれにしましても、残された者がいつまでも嘆いたり、悲しんだりしていることを望むような方ではなかったので、今は感謝の気持ちとともに、笑ってお送りしたいと思います。

どうか安らかにお眠りください。 私たち艦船モデラーを長い間 楽しませていただき、ありがとうございました。

2012年8月24日 渡辺 真郎

1/350練習帆船『海王丸』

少し前に完成していた作品ですが、HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!の方ではまだ掲載していない作品をご紹介します。

1/350の練習帆船『海王丸』です。

練習帆船『(初代)海王丸』は、公立商船学校の練習船として、昭和5年、姉妹船の『日本丸』とともに神戸川崎造船所で建造されました。

戦時には帆装を取り外して石炭輸送船として輸送任務に従事し、戦後には復員船として27,000人の引揚者を輸送しました。

昭和30年には念願の帆装復活を果たし、数多くの遠洋航海に参加、平成元年に退役した後は、富山新港の海王丸パークに係留展示され、現在でも『海の貴婦人』と呼ばれた美しい姿を見ることができます。

私は実はまだ初代海王丸を直接見たことはないのですが、横浜みなとみらいの日本丸は過去に4回訪れているので、塗り分けなどは、その時撮影した写真や動画を参考に行いました。

kaiou01.jpg

日本丸と海王丸は姉妹船だけに良く似た外観をしていますが、海王丸の方は前部航海船橋がより大型化されていたり、通風塔の形状などが部分的に異なります。

キット自体は船体の上下分割部分の合わせ目消しには少々苦労しましたが、その他の合いは良好で、緻密なディティールも手伝って、近年の1/350艦船模型と比べても遜色のない仕上がりとなりました。 

kaiou04.jpg

手を加えた部分は基本的に手すりのみで、スタンドにWingShipArt製金属台座(クローム)を使用し、木製台座はウォールナット材から自作しました。

kaiou03.jpg

このキットは、今は亡きIMAIが随分昔に開発したキットで、現在はアオシマが時々スポットでリリースしているものですが、今では同じ1/350で『氷川丸』『宗谷』『三笠』などの保存船舶が揃うので、同じ縮尺でコレクションする楽しみもあって、より価値の高まったキットだなと、実感した次第です。


当作品は、下記ネットショップ『CHERRY&ANCHOR』にて販売中!
↓↓↓
http://www.cherry-anchor.com/



当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg






海上保安大学校 練習船 1/700『PL-21こじま』および『PL-66しきね』『PL-06くりこま』完成! 


先日、製作中の様子を掲載した海上保安大学校の練習船『PL-21 こじま』が完成しました。

kojima04.jpg

この1/700の『PL-21 こじま』は、依頼製作によるもので、依頼者の現役海上保安官の方は、学生時代にこの船で世界一周の遠洋訓練航海をされた後、現場に出て一年後に『こじま主任航海士』の辞令を受け、今度は教官という立場で再び『こじま』に乗船して後二周世界を巡り、結果、世界を三周も回られたという、大変思い出深い船だそうです。

kojima06.jpg

そのような思い出深い船の製作を担当させていただき、モデラーとしてこれほど光栄なことはありません。

ご依頼者の方からは作って欲しい船名のみをお聞きしていたので、キットはこちらで探索し、バンモデリングからレジンキットが発売されていることを突き止めました。

kojima07.jpg

『PLH-02 つがる』とのツーショット。 遠近感もありますが、実際のサイズも、つがる型巡視船と比較してかなり大型です。 現在発売中の海上保安庁巡視船艇のキットの中では最大ではないでしょうか?

shikine05.jpg
この機会に、ネットショップ『CHERRY&ANCHOR』の作品在庫の補充用に『PL-66 しきね』も、再製作しました。

現在公開中の『海猿 BRAVE HEARTS』の中でも、『PL-31 いず』に続く存在感で登場している巡視船です。

kurikoma10.jpg
同じく、作品在庫の補充用に再製作した『PL-06 くりこま』

製作はつがる型、はてるま型、いず等と比較して難易度の高いキットですが、横並び二本煙突は大変見栄えがするので、ランナップにはかかせません。

現在発売中のイカロス出版『J Ships』にも『PL-06 くりこま』の特集が組まれてますので、ぜひ書店でご覧ください。

海上保安庁巡視船艇の完成模型作品は、下記ネットショップ『CHERRY&ANCHOR』にて販売中!
↓↓↓
http://www.cherry-anchor.com/

海上保安庁巡視船艇模型作品の製作ご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへどうぞ!
↓↓↓
http://nabeck.web.fc2.com/hg-mdf.htm


当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg





1/350護衛艦『DD-101 むらさめ』製作中 その1


9月の展示会のメイン作品として製作している護衛艦『DD-101 むらさめ』ですが、ある程度の構造物が組みあがり、ようやく見せられる状態まで来ましたので、画像をアップします。

niki]
↑船体が黒色をしているのは、バルバルバウの継ぎ目を消す作業の際に確認のために吹いたもので、のちの塗装作業の透け止めも兼ねています。

毎日、業務時間外に1時間~2時間程度の時間を割いて進めているのですが、展示会まで一ヶ月を切ったので、ここからはよりペースを高めて行こうと思います。

atg05.jpg
↑「むらさめ」は、実艦への乗艦経験もある護衛艦ですので、思い入れを込めて楽しみつつ仕上げていきたいと思います。

当ブログは、艦船模型のブログランキングに参加させて頂いております。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回クリックしていただけましたら、幸いです。
↓↓↓


艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ
(いつも投票いただきありがとうございます)

艦船模型製作代行のご依頼は、モデルファクトリーハイギヤードへ!
(現在受注が集中しているため、製作開始およびお届けにお時間を頂いております)
↓↓↓
mfhbana.jpg





プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事も書かせていただいております。

「プロモデラーの人ってどんな生活をしているの?」という疑問に少しでもお答えできるよう、業務日記と日常日記を織り交ぜた内容でお届けしております。

当ブログの作品紹介はホームページの補助的な役割で活用しており、ホームページの方をメインとして、模型作例を多数掲載しております。 ぜひご覧ください。

HIGH-GEARed HOBBY WORKS!!
↓↓↓
http://nabeck.web.fc2.com/

模型製作ご依頼はこちら(お気軽にお問い合わせください)
↓↓↓
http://nabeck.web.fc2.com/hg-mdf.htm

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR