1/700戦艦『三笠』完成

艦船模型製作代行のご依頼をいただいて製作していた、1/700戦艦『三笠』が完成しました。
(プライベートで製作している三笠公園用とは別のものです)

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キットはシールズモデル製です。戦艦三笠は知名度の割にキットに恵まれないところがあり、シールズモデルキットが登場する前は、(私が知る限り)1/700ではピットロードのハイモールドシリーズのレジンキットしか発売されていなかったように思います。シールズモデルからあこがれの三笠がプラキットとして発売された時は、一人の三笠ファンとして狂喜乱舞したものでした。

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シールズモデルの戦艦三笠の製作は4度ほどありますが、何度作っても組み立てやすさと塗装しやすさをしっかり両立したパーツ構成には感心させられます。素組みでも充分に見ごたえのあるキットですが、今回の製作ではディティールアップにピットロードのエッチングパーツ(PE124)と、フクヤの真鍮主砲身、副砲身を使用しました。

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後部マストには省略されているガフを追加し、軍艦旗を掲揚しました。手すりおよびラッタルはオーシャンスピリットの各種エッチングパーツを使用しています。

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船首から艦橋にかけて。三笠の艦橋形状は、手すりとラッタルの取付が映えるデザインをしています。錨鎖はフラグシップの最も細いチェーンを使用し、立体感を高めました。

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中央構造物の様子。大量の艦載艇に隠れて最上甲板はほとんど見えませんが、内部もきっちり塗り分けました。お客様のご希望で追加した海面ベースは3ミリ厚のカスミ状のアクリル板をカットして着色し、航跡を自作したものを使用しています。



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海上自衛隊護衛艦 『DDG177 あたご』 見学

先週末の日曜日は、大阪南港にある天保山岸壁にて、海上自衛隊イージス護衛艦『DDG177 あたご』の一般公開が行われたので、その様子をレポートします

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この日の大阪寄港は、横須賀のカレーフェスの帰りだそうです。午後には出港してしまう関係で午前11時の受付終了とあって、奈良から参加の身としては、朝早くからの出発となりました。前日夜にはWing&RailModelsの浅野社長との会合が京都であったため、二日連続の遠征となりましたが、有意義な週末となりました。

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現地の到着は午前9時すぎ頃でしたが、既に乗艦待ちの長蛇の列が出来ていて、脅かされました。しかし、隊員の皆様も大量の見学者を裁きなれているのか?思ったより早く順番が来たため、それほどストレスはありませんでした。体の不自由な方や小さなお子様を大切に艦上に運ぶ隊員の皆様の心の暖かさにも触れることができて、大きな収穫でした。

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順路は、例によって後部ヘリコプター甲板からアクセスし、大量の見学者でごった返した格納庫を通過し、艦橋前のデッキに進むコースです。あたごは平甲板なので、ラッタルを上り下りしなくていいのも、列がスムーズに進んだ理由かもしれません。

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ヘリコプター格納庫内部の様子。消火剤のタンクには「あたご格納庫」ではなく「愛宕格納庫」と記載されていました。現在でも、漢字表記が使われることがあることを初めて知りました。

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おなじみの巨大な艦橋とSPYレーダー。一緒に行った妻は、漫画「ジパング」に登場した「みらい」に似た船ということで納得していました。甲板上には、各種装備品に詳しい隊員の方々が熱心な見学者の各種質問ににこやかに答えていました。

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艦上での見学を終えたあとは船に乗り、あたごの美しい姿を海上から眺めました。この日はサンタマリアもキャプテンラインもあたごにかなり近い航路をとっていたようで、それらの船が近づくたびに乗組員の皆さんが手を振ってくれるという一幕もありました。

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天保山大観覧車とあたごのツーショット。この日は素晴らしい晴天に恵まれ、たくさんの写真を撮ることができました。このブログ記事には一部の写真しか載せていませんが、少しでも当日の雰囲気が伝わればと思います。

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海上から撮影したあとは、空の上から撮影しました。天保山に船が来た時は、観覧車に乗ることで、普段、模型をみるようなアングルで見られるのが嬉しいところです。このようにして、実艦のイメージと模型のイメージを脳内ですりあわせていくことを繰り返せば、模型にも実艦のイメージを反映できるのではないか?と、考えています。

海上自衛隊護衛艦の乗艦体験は「ひゅうが」「ちょうかい」「むらさめ」「あさゆき」に続いて5隻目です。艦船模型のプロとして活動している身としては、非常に少ない方だと思いますし、内陸県在住のため、実艦に触れる機会がどうしても少なくなりがちなハンデを背負ってはいるのですが、これからもできるだけ機会を見つけて、より多くの艦艇に直接触れる機会を作っていきたいと思います。

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さいごに、艦船模型製作代行のご依頼品の1/700戦艦三笠の製作途中の様子をご紹介します。この三笠は、現在プライベートで製作している三笠公園に設置予定の作品とはまた別のもので、複数のエッチングと真鍮砲身を使用したフルディティール作品になる予定です。 三笠公園の製作記事と合わせて、近々完成写真をご紹介しますので、ぜひご覧ください。



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三笠公園ジオラマ製作記 その2

1/700港湾ジオラマ模型の製作記『三笠公園』の第二弾です。

以前より多少、作業が進んだので総括をご紹介します。

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前回の製作記で起伏を付けると記載していた部分は、1ミリのプラ板を貼り足し、立体地図のような階段状の層を追加しました。

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前回製作した岸壁に地表レベルの高い部分を接着した様子。この段階では、二箇所ある境目はまだ段落ちになっています。

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現地で収集した情報を参考に、三笠の船首側はプラ板とパテでなだらかな勾配を作り、トイレのある側は段落ちとしました。トイレのすぐ後ろは小学校のグランドになっていることもあり、小学校の敷地ぎりぎりまで水平の面を残すための処置です。

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建物の製作も開始しました。上の建物は売店券入場券売り場です。この建物は、四方八方から写真を撮っておいたのですが、形状がかなり特殊なため、全体形状を把握するのが難しかったです。また、基本的に建物の写真は見上げアングルになりがちなので、屋根の仕組みがわかりにくいものですが、三笠艦上から撮影した写真に偶然、屋根の様子も写っており、救われました(笑) 下側の写真は公園奥地にある、ファンシーなデザインのトイレです。

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三笠とは反対側のサイドに並ぶ建物群は、横須賀学院小学校の校舎です。これらはどうしても三笠公園側から撮影した写真と航空写真だけが頼りとなるため、資料的には完璧は望めず、かなり妥協した仕上がりにしています。しかも、体育館の寸法を勘違いした結果、ベースからはみ出す事態も発生し、修正が求められそうです。 

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現在出来上がっている建物の他に、校舎と観光船のチケット売り場と、売店左脇の公衆トイレなど、まだまだ製作しなくてはいけない建築物が残っていますので、来週前半にもこのあたりの製作を終えておきたいなと思います。 

三笠公園製作記はまだまだ続きますので、引き続き1/700ジオラマや港湾模型などに興味のございます方は、ぜひご覧ください。


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1/700防空軽巡洋艦『五十鈴』機銃増設仕様 完成

艦船模型製作代行のご依頼をいただいて製作していた、1/700防空軽巡洋艦『五十鈴』が完成しました。

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前回と写真が入れ替わりまして、画像手前が軽巡洋艦『五十鈴』、奥が飛行艇母艦の『秋津洲』です。

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製作はフジミの2隻入りのキットを使用しました。ディティールアップはフジミ純正エッチングパーツと、ファインモールド製のナノドレッドシリーズの機銃および高角砲です。

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後部からの様子。長大な船首楼に3本の煙突と諸々の装備品が並ぶ様子は見ごたえがあります。

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船首から艦橋にかけてのクローズアップ。窓枠周りには整流装置なども取り付けられ、数ある5,500トン型軽巡洋艦の中でも精悍な顔をしています。お客様のご希望により、艦橋前の機銃座にはハンモックを取り付けました。

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艦橋後部と煙突の様子。キットの説明書は煙突の順番がおかしいので、側面図を参考に順番を入れ替えています。艦橋と第一煙突の中間部にある25mm三連装機銃は史実では確認されていませんが、お客様のご希望で追加しました。

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後部の様子。船首楼の張り出した部分の柱やクレーンなど、エッチングによるディティールアップが目立つポイントです。



明日は、再び『三笠公園ジオラマ』製作記をご紹介します。


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1/700飛行艇母艦『秋津洲』完成

艦船模型製作代行のご依頼をいただいて製作していた、1/700飛行艇母艦『秋津洲』が完成しました。


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画像手前が飛行艇母艦『秋津洲』、奥が同時進行で同時完成の防空軽巡洋艦『五十鈴』です。五十鈴の完成写真は明日ご紹介します。

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秋津洲はピットロード製のキットを製作し、同じくピットロードの日本海軍特務艦用のエッチングパーツ(PE32)を使用しました。このパーツは少々高額ですが、現在入手困難となっている千歳型水上機母艦のクレーンなどのエッチングや、迅鯨型の潜水母艦などのパーツが含まれており、価格に見合ったボリュームのある内容になっています。

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飛行艇母艦『秋津洲』後部からの全景。キットには九七式飛行艇と二式飛行艇(二式大艇)が付属していますが、今回はお客様のご希望で二式大艇を搭載しました。

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飛行艇母艦『秋津洲』、船首から艦橋にかけてのクローズアップ。艦橋窓枠のみ、エッチングは汎用パーツを使用しました。キットは作りやすさ、ディティールともに大変良好でほとんど文句のない出来ですが、唯一、舷窓のモールドが消えかかっている点のみが少々気になりました。(全てドリルで開口してモールドを復活させています)

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艦橋と前部マストを後方からみた様子。25mm機銃と12.7cm連装高角砲は、ファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツを使用しています。はお客様からは強めの汚しを入れるようにご希望いただいてますが、煙突に関してはディーゼルエンジン搭載艦ということで、あまり煤けた処理は行っておりません。

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後部の様子。二式飛行艇も精度、ボリュームともに文句ない仕上がりです。特務艦は戦艦や空母と比べて特殊な装備品を搭載していることが多く、「働く船」の面白さがあるので、製作も普段の軍艦とは少し違った楽しさがあります。


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1/25パトリックレーシング マーチ88Cシボレー製作中 その1

来月の静岡ホビーショーへの出展に向けて、またAMTの1/25インディーカーモデルを製作中です。

今回は、キットラインナップにはない車両の製作となるため、デカールを複数流用した他、車体とエンジンをそれぞれ別のキットからニコイチさせるなど、複雑な成り立ちとなることもあって、ひょっとしたら世界で唯一の製作例になるんじゃないか?と思います。

今回製作するのは、1988年のインディ500に出走したマーチ88Cでシボレーエンジンを積んだパトリックレーシングのマシンです。

実車写真↓↓↓
http://ims.cdn.racersites.com/prod/photos/288369/FULL.jpg

カラーリングはモータースポーツ黄金期のシンボルとも言えるマルボロカラー、そしてドライバーは先日紹介したマリオ・アンドレッティと同じく、F-1とインディの両方を制覇した天才、エマーソン・フィッティパルディです。

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マルボロカラーのマシンは、以前にノバエンジニアリングのローラT89を一度だけ製作しているのですが、このときはまだ蛍光レッドについて良く知らなかったもので、原色の赤に近い色で塗装していました。その後、ある程度のカーモデル製作を重ねて臨む今回は、はじめて専用塗料を使用しました。(マルボロといえば、普通はマクラーレンですが、ローラ→マーチと来ているあたり、自身の偏食ぶりを実感します【笑】いっそ次回は国際F3000のレイナード89Dにしましょうか?)

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使用したキットは、AMTのマーチコスワースです。マイケル・アンドレッティが乗っていたクラコレーシングのマシンをモデル化したキットとあって、ボディ成型色はイエローですので、白塗装後に染料の染み出す可能性があり、少し心配です。

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そこで今回は、シルバーサーフェイサーを一番下に塗り、染料の染み出しを防ぐための処置としました。

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あとはいつもと同じく、ブラック→グレー→ホワイトという順番に塗り重ねます。上塗りのホワイトは、フィニッシャーズカラーのファンデーションホワイトを使用しました。

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蛍光レッドは、クアトロポルテ(http://www.4porte.info/)さんで購入したバルケッタカラーのフォーミュラレッドです。思ったよりも重みのある発色で、3回塗りで美しく発色してくれました。

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デカールは専用品がないので、2種類を流用しました。左側に写っているのは、Indycals(http://www.indycals.net/)が製造販売するデカールで、1989年のインディ500で優勝した、ペンスキーPC18シボレー用のデカールです。右側に写っているのは、そのデカールをアメリカから個人輸入してくださった、とみたけさんが所有していた汎用デカールで、今回のマーチ製作のために譲っていただきました。 

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indycalsのデカールはアルプスプリンターによる受注製作品ですが、蛍光レッドのカーナンバーと、Mobilの「o」の文字は、外注したと思われる蛍光色デカールが付属していました。フォーミュラレッドもクリアーに強く、色のにじみなどはありません。オートクリアーを塗って二週間ほど経ちますが、成型色のイエローの染みだしなども起こらなかったのでホッとしています(笑)

このインディーカーは、このまましばらく寝かせて5月になったら製作を再開しようと思います。 ブログ記事の方は、明日から二日間、再び業務日記に戻して、金曜日あたりに、また三笠公園製作記をアップできればと思います。



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三笠公園ジオラマ製作記 その1

本日からは、新たに1/700ジオラマ製作の記事の連載を開始します。

これまで、私が個人的に製作してきた1/700ジオラマは、最初に作った軍港を除けば、現代の保存船舶をテーマにした実在の情景のものばかりで、これまでに下記の作品を製作しています。

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宗谷と羊蹄丸(船の科学館)

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氷川丸(山下公園)

3回目となる今回は、親しくしていただいている京都のモデラー、mineさん主催のスケールモデルコンペ(http://akabu.net/03compe/03-02sukecon/03-02-02sukecon02/sukecom02-bosyu-top.html)へのエントリーも兼ねて、神奈川県横須賀市の『記念艦三笠』を製作します。

『記念艦 三笠』の製作は、3年前に『宗谷と羊蹄丸』を製作した時から、山下公園と合わせて3部作という形でいつか必ず製作しようと、既に決めていたのですが、三笠公園自体が結構街中にあることもあって製作難度が比較的高そうに思えたので、製作順としては一番最後に回ってしまいました。

いつか現地をしっかり取材してやろうと思いつつ、なかなか時間が取れなかったのも理由ですが、幸運なことに昨年の6月末に、1/200戦艦大和完成品の納品と、モデルアート社訪問のために関東に出張する機会があり、現地での取材を丹念に行うことができました。

5月の静岡ホビーショーにも間に合わせたいので、今月中旬がちょうどいいタイミングと思った矢先、これもまた不思議なタイミングなんですが、なんと、当の記念艦三笠の運営団体である三笠保存会(http://www.kinenkan-mikasa.or.jp/)から当工房に模型製作の問い合わせをいただくという、驚くべき事が起こりました。

残念ながら製作品の性質などの条件で折り合いがつかず、お仕事をお受けすることはできなかったのですが、これから作ろうとしている憧れの地と繋がりができた幸運もあり、いよいよ気は熟したという感でいっぱいです。

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製作にあたっては、まずはベースサイズを決めなくてはいけません。これまでのジオラマは、およそ300×350mm程度の大きさとしていましたが、今回の三笠公園は街中にあり、同じサイズでは三笠とは関係のない施設の割合が大きくなるため、これまでより少々小ぶりの300×250mmとしました。ベースにはもちろんアクリルケースが被さる仕様で、製作はいつもお世話になっている、ウイングアンドレイルモデルズさんに依頼しました。

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ベースサイズが決まると、次はレイアウトを決めます。航空写真を印刷したものを1/700原寸に拡大コピーし、ベースにあてがって検討してみました。三笠を中心に持ってくると、半分は海になってしまい、陸地をメインにすると、今度はとなりの小学校の敷地の割合が大きくなるので、ちょうど良いポイントさぐって妥協点としました。

小学校の校舎については、校内に入れるわけでもないので詳細がわかりづらく、このさい小学校のある場所は林にしてごまかそうかとも思いましたが、元商業建築模型製作者の私としては、やはり建物はいくつか作って街中の雰囲気を出したいので、結局、見えるところは見える範囲で再現し、見えないところは想像である程度は作りこむ覚悟を決めました。(建物は一部が切れた断面表現になります)

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雰囲気を出すため、1/700戦艦敷島を置いてみました。敷島は三笠とほぼ同じ大きさですので、イメージ確認にぴったりです。現地取材の結果、滝のある池を越えた公園奥の地面レベルは三笠の置かれている場所よりいくらか高くなっていることがわかったので、今回はこの部分のみ、起伏をつけることにしました。

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海の表現はいつもどおり、DIY用アクリル板の定番、アクリルサンデーの「カスミ」を使用します。3ミリほどの厚みがあるので、情景全体のかさ上げ効果もあり、模型にボリューム感を与えてくれるので、とても気に入っています。

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岸壁は、先ほどの1/700原寸航空写真の地形をタミヤのプラ板に写し取って切り出しました。大きいアールを描いている部分が、三笠の舷側に合わせた岸壁のラインで、丸い穴が東郷平八郎像の設置されている噴水、少々いびつな形状の穴が、滝のある人口の池です。こうして見ると、なんだか人の横顔みたいですね(笑)

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全体的な位置関係はこのようになります。小学校にも建物がかなりあり、観光船のチケット売り場や三笠の売店も含めると、今回は8軒もの建物があります。これまで製作してきた港湾模型の中でも最多の工数となりそうですが、その分、見栄えも華やかになってくれたらいいなと思います。 

これからも、業務日記の合間に製作記の連載を続けて参りますので、記念艦三笠や港湾ジオラマにご興味のございます方は、ぜひご覧ください。(艦船模型製作代行の方でも、近々1/700三笠と1/350三笠を掲載予定です)


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1/700空母『エセックス』完成

艦船模型製作代行のご依頼を頂いて制作していた、1/700空母『エセックス』が完成しました。


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エセックス級は大変メジャーで同型艦も多いことから、1/700ではハセガワ、ピットロード(トランペッター)、ドラゴンの3社から発売されていますが、今回はお客様のご希望で、ピットロードのハンコックをベースに製作しました。

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艦載機は、キットに付属のF6Fヘルキャット、SB2Cヘルダイバー、TBFアベンジャーに加え、F4Uコルセアを追加しました。搭載機数は合計54機となり、当工房のこれまでの作品の中で最多となる、(今年の正月製作の)大鳳の42機を一気に12機も上回りました。

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当工房での1/700エセックス級空母の製作は4回目ですが、今回は初めて塗装は迷彩塗装ではなく、通常塗装となりました。ミッドナイトブルーがベースですが、水平部と垂直部で若干色のトーンを換えた他、外舷色と甲板とでやり方の異なる退色表現を弱めに施し、色合いがワンパターンにならないように気を使いました。

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1/700空母エセックス。左舷及び右舷からの全景。ピットロードのエセックス級は、格納庫内部も精密に再現されているため、部品数は若干多めです。製作は、まず船体の上に格納庫の内壁を取り付け、続いて外壁・・・というように進むので、実艦の建造工程をたどっているようで楽しいです。機会があれば、一度1/350でフルオープンの製作をしてみたいなと思います。

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飛行甲板船首部の様子。飛行甲板の塗装が剥がれ、木の地が若干出てきた様子を再現しました。また、艦番号や白線表示も塗装にて再現しています。

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ディティールアップに使用したパーツは、トムスモデルのエセックス級空母用と、ファインモールド製ナノドレッドシリーズの『WA18 ボフォース40mm四連装機関砲』と『WA19 20mm単装機関砲(1.1インチ四連装)』です。トムスモデルのパーツは組立説明書が少々不親切でしたが、手すりやマスト、キャットウォークの他、レーダー関係の精密化に大変役立ちました。

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艦橋付近の様子。もともとディティールの充実したキットだけに、武装やエッチングによる精密化が自然に決まってくれるのが嬉しいところです。

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巨大なエレベーターが取り付けられた左舷と比較して、右舷側は比較的シンプルな造形です。このような角度で見ると、キット本体のディティールの充実ぶりを実感します。

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ピットロード製の飛行機は翼も薄く、たくさん並べても暑苦しい印象にならないのが嬉しいです。クリアーパーツのため、組み立てるのに苦労しますが、完成した飛行機を飛行甲板に並べたときの満足感は、そのような苦労は忘れさせてくれるほどに大きいものです。



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1/700空母『エセックス』製作中 その4

艦船模型製作代行のご依頼を受け、1/700空母エセックスを製作中です。

本日には完成できるかと思っていたのですが、汚し塗装の追加と張り線の取り付けを残してしまいました。

明日には確実に完成しますので、完成の様子にご興味のございます方は、ぜひご覧くださいませ。

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本日の様子。エッチングはトムスモデルのものを使用し、エレベーター裏側のトラスやレーダー、手すりなどが精密化されています。武装はボフォース40mm四連装機関砲と1.1インチ単装機銃をファインモールドのナノドレッドシリーズの機銃に変更しています。

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飛行甲板をメインに、塗装の剥がれ再現も施しました。色調などは実艦のカラー写真と、艦船模型スペシャルNo51の平野秀樹氏の作例を参考にしました。船体にも軽めの若干のグラデーションをつけてあります。


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1/700空母『エセックス』製作中 その3

艦船模型制作代行のご依頼を受け、1/700空母エセックスを製作中です。

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本日までに、主要部分の組立と塗り分けが完了しました。当初の予定より少し時間がかかってしまっていますが、明日にはエッチングなども取り付けて完成の様子をご紹介できればと思っております。

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塗り分けは今回は当工房のエセックス級航空母艦の製作歴で、初めての迷彩なしの仕様となります。飛行甲板の塗装はおお客様のご希望で暗めをご指定頂いてますので、外舷色との色の差が完全になくなってしまわないよう、船体側を少し明るくし、垂直面と水平面を塗り分けました。 飛行甲板の表示類も全て塗装によるもので、このあと、軽めの塗装剥げ表現も行う予定です。




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プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事も書かせていただいております。

「プロモデラーの人ってどんな生活をしているの?」という疑問に少しでもお答えできるよう、業務日記と日常日記を織り交ぜた内容でお届けしております。

当ブログの作品紹介はホームページの補助的な役割で活用しており、ホームページの方をメインとして、模型作例を多数掲載しております。 ぜひご覧ください。

HIGH-GEARed HOBBY WORKS!!
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http://nabeck.web.fc2.com/

模型製作ご依頼はこちら(お気軽にお問い合わせください)
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