モデラーズフェスティバル2017 レポートその3

『モデラーズフェスティバル2017』のレポートは、今回で最終となります。

最終回の今回は、今年1月の建築模型の記事( http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1125.html )でご紹介した、藤井規文さんによる今年の新作、『カ号作戦発動』です。

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一昨年前の1/350南極観測船『宗谷』にはじまり、昨年の『SDF-1 マクロス LIFT OFF http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1109.html 』と、毎回、(私をはじめとした)来場者のド肝を抜く作品を発表し続けている藤井さんの今年の作品は、『宇宙戦艦ヤマト2199』の世界観を表現した作品でした。

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ちなみに『カ号作戦』というのは、『ヤマト2199』の物語開始以前のイベントのため、劇中では直接描かれてはいません。ですがそのぶん、製作者のセンスが存分に反映された見応えのある作品に仕上げられていました。

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宇宙港のドックを出港する宇宙戦艦コンゴウ。ドッグのトラス材は、(本業の建築模型の製作環境を生かし)紙のレーザー加工によって再現されています。

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奥はドックに入って出港準備を進めるハルナ。この2隻は沖田提督がヤマト乗艦前に座乗していたキリシマの同型艦であり、私の世代にとっては、前作のバンダイキットの『沖田艦』という呼称に馴染みがあります。

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アップで見ると、まるで自分自身が『ヤマト2199』の世界の中に入ってしまったような錯覚をおぼえます。キットと自作部分とのマッチングの良さは、作品世界に合わせたメカニカルデザインと、それを実現する高い技術があってこそと唸らされました。

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天然の地表と人口の建造物との質感の差も素晴らしいです。「間延びせず、やりすぎず」という絶妙なセンスは、長年、商業ベースの模型に関わってこられた経験の表れでしょう。

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建築物と開閉式のハッチ、そしてパラボラアンテナなど、機能感のある設備が並び、ドック内はLEDで明るく電飾されています。

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ちなみにこのご作品は、ただの情景作品ではなく、『ヤマト2199世界の中でのジオラマ作品』として仕上げられています。側面には海戦の経過を説明するパネルが表示され、製造元の銘板には2200年4月の製造年月日だけなく、(ヤマトの砲雷長、南部康雄の実家である)南部重工業の刻印が刻まれるなど、マニアが喜ぶ仕掛けがなされていました。

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今年も多くの展示会に参加し、多くの素晴らしい作品群を拝見させていただきましたが、この『カ号作戦発動』は、今年の展示会レポートのトリを飾るに相応しい素晴らしいご作品でした。(今後も、素晴らしい新作に期待しております!)

明日は今年最後のブログ更新ということで、今年一年の製作品の総括をご紹介します。


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┣ このたび 『第28回ピットロードコンテスト』におきまして、HIGH-GEARedこと渡辺真郎製作の
┃ 港湾ジオラマ作品 『Port of Yokohama 1930s』が、金賞を受賞いたしました。
┣ 当工房をご利用頂いているお客さまをはじめとして、ブログやサイトなどで作品をご覧頂いている模型
┃ ファンの皆さまの日ごろの応援に感謝すると共に、これからも更なる発展と技術向上&模型情報の
┃ 発信に努めて参りますので、引き続き、当工房と当ブログをよろしくお願い申し上げます。
┣ 作品写真は後日、当ブログにおいても発表を予定しておりますが、下記『鳶色の会』公式サイトに
┃ おきまして先行公開しておりますので、 ご興味のございます方は是非ご覧くださいませ。
┣ 鳶色の会 公式サイト: https://tobiiro.jimdo.com/
┗ 第28回ピットロードコンテスト結果: http://pit-road.jp/?info=2017contprize


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┣ 開催場所:奈良県奈良市右京1丁目3-4 サンタウンプラザ すずらん館1階 すずらんサークル
┗ 交通:近鉄京都線・『高の原駅』駅下車 徒歩5分
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ありがとうございます

カ号作戦のジオラマを掲載して頂き本当にありがとうございます。
他にもっと素晴らしい作品が多くあるなかで、これほど大々的に取り上げられると恐縮です。
質量ともに渡辺さんにはとても敵いませんが、これからも少しでも渡辺さんの域に近付けたら、と思います。
宗谷、マクロス、並んでこうして評価してもらえたことは生涯忘れないくらいの励みになります。
次回作も、と言いたいところですが、間に合うかどうか(^^;

Re: Re: ありがとうございます

>>>藤井さん
今年も展示会レポートのトリは『カ号作戦』にしようと決めていたので、私自身も楽しくブログを書かせていただきました(笑)某SNSでは既にすっかり有名&人気作品になっておりますが、これを期に、まだ作品を知らない方にも楽しんでいただけましたらと思います。
ちなみに私などが偉そうに言うのもどうか? という感じではあるのですが、藤井さんのご作品の凄さは『プラモデルと自作部分の境が全く見えない』ところにあると思っています。ドックのトラスワークやLEDなどの技術面が素晴らしいのはもちろんなのですが、私にとって何よりも印象深いのは『プラモデルを建築模型の世界の中に自然に収めてしまうセンス』です。基地の造形に凝れば凝るほど、メインの艦艇が脇役化してしまいそうなところを、そうなっていないどころか、逆に引き立ててしまうあたりは「さすが!」としか言いようがありません。
本業の合間を縫って展示会用の作品を製作するのはなかなか大変だと思われますが、(私をはじめとして)多くのファンが期待していると思いますので、今後の作品も楽しみにしております。(←でも無理は禁物ですよ!【笑】)

お返事ありがとうございます。
自分では考えもしなかったことを深い視点から探って頂いて、改めて気付かされました。
また期待に沿えるよう(ぼちぼち)頑張りますね。それではまた~。

Re: タイトルなし

>>>藤井さん
いえいえ、こちらこそなんだか偉そうですみません(^_^;) ちなみに、今年は私も少しは電飾を勉強しようと思っています。最初から満足のいくものはなかなか出来なさそうですが、少しずつ技術を表現力を磨いていこうと思いますので、生温かく見守ってください(笑)今年も宜しくお願いいたします。
プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事も書かせていただいております。

「プロモデラーの人ってどんな生活をしているの?」という疑問に少しでもお答えできるよう、業務日記と日常日記を織り交ぜた内容でお届けしております。

当ブログの作品紹介はホームページの補助的な役割で活用しており、ホームページの方をメインとして、模型作例を多数掲載しております。 ぜひご覧ください。

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