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1/350航空母艦『赤城』製作記 その13

艦船模型製作代行のご依頼を受け、ハセガワの1/350航空母艦『赤城』をフルディティールアップにて製作中です。

本日は昨日、一昨日に引き続き、飛行甲板裏側の補強トラス組みの最終章を御紹介します。

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今回は赤城の飛行甲板裏側のトラス組みの最終章として、船尾側に備わる艦載機と艦載艇の揚収用クレーン軌条(レール)と支柱の取り付けの様子を御紹介します。クレーン軌条のパーツは、ハセガワ純正パーツの『スーパー』ではなく『ベーシックB』に用意されているので、それを使用しました。

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クレーン一本を仕上げるのに必要なパーツは4枚。どれも繊細な曲げを必要とするパーツばかりで、ひょっとしたら今回使用したパーツ群の中でも最も組み立て難易度が高いパーツかもしれません。

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特に難しいのは軌条側面のパーツの曲げです。軌条本体と支えになる部分を90度に曲げなくてはいけないのですが、軌条の幅が0.5ミリ程度しかないので、エッチングベンダーやピンセットの持ち手が非常に小さく、歪ませずに綺麗に曲げるにはかなり繊細な作業を要求されます。

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中央部のつり下げ架台の曲げはそれほど難しくはないですが、全ての架台がきっちり90度に曲がっていないと軌条を均等な高さに差し込むことができないので、油断はできません。

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各パーツをきっちり曲げると、このような美しい軌条が出来上がります。赤城の飛行甲板後部裏側には軌条が合計5本備わるので、ひとつひとつを丁寧に仕上げて参りました。

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5本の軌条が勢ぞろいした様子。写真には写っていませんが、中央部には各軌条を結ぶターンテーブルの役割をする旋回盤が備わります。

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前回完成したトラスに軌条を接着した様子。四角いプラパーツは、飛行甲板上に備わる隠顕式探照灯の内部機構に当たる部分です。

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支柱もハセガワの『スーパー』に付属のエッチングを組み立て、全部で8本取り付けました。軽目穴やトラス部分も開口され、たいへん実感的な仕上がりです。

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一部の支柱と支柱の間には補強として筋交いがあったとみられるので、0.3ミリ径の真鍮線で追加しました。 簡単な追加工作ですが、完成した時の見栄えは結構変わってくるのでオススメのディティールアップです。

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別角度から見た様子。二重になった飛行甲板後端部のディティールも見て取れます。なお、後ろから2列目の支柱の左右間にも筋交いを入れている作品を見かける事があるのですが、その場所はクレーンの稼働や搭載艇の運用を制限してしまいますので個人的にはありえないと考えています。 (そこで今回は機能的に考えて無理のない範囲での追加に留めました)

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飛行甲板に仮付けした様子。苦労の甲斐あって、赤城の機能美を演出する事が出来ました。クレーンの稼働や艦載機の揚収を行っている様子を想像するのも楽しいですね。 腕に覚えのある方でしたら、そのようなシチュエーションのジオラマ化にも挑戦できそうです。

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余談ですが、あれだけたくさんあったディティールアップパーツ『スーパー』も、残すは左右両舷の高角砲甲板周りの支柱だけとなりました。飛行甲板裏側のトラス組にはかなりの時間がかかりましたが、抜けがらとなったエッチング板を見ていると、組みあがった甲板裏側を見るのと同じくらいの充実感を味わえます。(笑)



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HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事や考証記事を書かせていただいております。

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