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1/350航空母艦『赤城』完成 後編

艦船模型製作代行のご依頼を受け、製作していたハセガワの1/350航空母艦『赤城』が無事に完成しました。

本日は完成写真紹介の二回目となります。

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完成写真紹介二回目の今回は、左舷側のディティールを中心にご紹介します。この写真は船首の見上げアングルで、赤城ならではの複雑なトラス構造を楽しむことができます。

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艦橋から飛行甲板に並ぶ攻撃隊にかけての様子を望遠気味に撮影してみたところ、なかなか迫力のある絵になりました。乗組員フィギュアはポーズが画一的ですので、甲板上で活動する兵員たちの『生きた情景』を演出するのに苦労しました。

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船首付近の様子。赤城の重量感をイメージしつつ、全体に水垢と錆び汚れを追加しました。

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少し中央付近に寄った部分。船首からこの付近にかけては比較的、右舷側と対照的な構造であることがわかります。艦載機は艦橋より後ろに搭載されているため、この部分は木張り甲板の質感を存分に楽しむことができます。

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艦橋付近。窓の周りに取り付けられたハンモックは、Genuine model製のレジンパーツを一本一本塗装し、地味に取り付けました。愛機に乗り込む直前の搭乗員と、それを見送る乗組員との決意や絆が見えるようなフィギュア配置を目指しました。

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左舷高角砲甲板は大きく括れた構造になっており、赤城の見所のひとつです。もちろん内部の奥のほうにも兵員フィギュアを複数配置し、できる限りの活動美を演出しました。

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97式艦攻は考証に従い、水平爆撃隊→雷撃隊の順序で並べています。起倒式マストは水平に倒され、発艦が間近に迫っていることをイメージさせてくれます。

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艦橋のアップ。乗組員フィギュアを配置すると、いかに艦橋が小さくて狭い場所であったかを実感させられます。なお、艦橋のディティールアップにはベテランモデルのレジンパーツ(双眼鏡、伝声管、探照灯管制装置、探照灯本体etc)を使用して徹底的な精密化を行いました。

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「--長官、ご覧ください。全員健康!この時に備えてきたのです!--」  艦橋と攻撃隊を一緒に写すと、映画『トラ・トラ・トラ!』の名シーンが蘇ります。 隙間なく並べられた攻撃隊を見ていると、同時に発艦可能な機数の限界であることを実感します。

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25mm連装機銃も精度を突き詰め、ファインモールド製ナノドレッド350パーツをベースに銃身を真鍮挽き物パーツに植え替え、照準機にハセガワのエッチングパーツを使用しました。

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攻撃隊の編成は真珠湾第一次攻撃隊の編成を完全に再現したもので、制空隊の零戦21型が9機、水平爆撃隊の97式艦上攻撃機が15機、雷撃隊の97式艦上攻撃機が12機の合計36機となります。尾翼および主翼下の機体番号は数字デカールを一枚一枚貼り付け、資料的に判明しているマーキングを全て再現しました。(判明していない機体番号は連番から抜けている番号を推測で加えました)

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制空隊の一番機は板谷少佐機、水平爆撃隊の一番機は淵田中佐機です。淵田機は尾翼が赤く塗られているのが特徴です。

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97式艦攻は爆装と雷装を作り分けています。機体の傍らには3名の搭乗員と1~2名の整備員を配置し、最後の申し合わせを行っている様子を再現しました。

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飛行甲板最後端の様子。一番機の滑走距離を考えると、本当にギリギリまで後ろに寄せた配置となりました。攻撃隊の勇姿を見ていると、各機が一斉に発動機に点火したときにはいったいどのような爆音が轟いたのだろう?と、想像が膨らみます。


以上で、長きにわたった1/350航空母艦『赤城』製作記は無事に終了です。(ご覧いただきありがとうございました)

なお、今回は戦艦『霧島』の製作記のときと同じように大きな完成写真をアップロードしておりますので、ご興味のございます方は下記アドレスをクリックしてぜひともご覧くださいませ。
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なお、明日の更新は一旦模型から離れて8月プライベートを振り返っての記事となり、明後日からは1/350戦艦『ビスマルク』の製作記の掲載を開始します。 大艦建造にご興味のございます皆さまには引き続き、当ブログをお楽しみいただけましたらと思います。



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素晴らしいです!

大作になればなるほどその緻密さが増していますね。素晴らしいの一言です。
そして、それにもまして驚くのはそのスピードです。コメントをする間もなく完成してしまいましたね。
一日、何時間ぐらいの作業なんでしょうか?もう、作製手順が頭の中に入っているんでしょうね。
私はいま、≪加賀≫を作成中ですが、何工程か先を読んでおかないと後から出来ない所が沢山ありますよね。それを考えるのに時間が掛かり、思うように進みません。これはもう、経験を積むしかないのでしょうか?
HIGH-GEARedさんのレベルには到底追いつきませんが、最終目標として拝見しています。
今回の≪赤城≫の作製手順は非常に参考になる部分と、レベルが高すぎて参考にもならない部分があります(笑)!
また、これ位のキットになると当時の資料を調べることも大切ですね。後で解ったのですが≪加賀≫の艦載機の胴の帯は2本なんですね。よく調べずに1本で作ってしまいました(涙)。やっぱり2本で無いと≪加賀≫になりませんよね。どうするかじっくり考えます。

Re: 素晴らしいです!

>>>シロプリさん
コメントありがとうございます<(_ _)> 私の方こそ『何時になったら出来るやら?』にコメントしようしようと思いつつご無沙汰してしまいまして申し訳ございませんでした(汗)なお、奈良模型愛好会の展示会への出展は会員限定でして、その事もお伝えしないといけないと思いつつご連絡が遅れてしいまして失礼いたしました(謝) 赤城の方は仰るように日数的にはかなり短めでしたが、時間の方はそこそこ長めにかけておりまして、(8月は週末も含めて丸一日休めたのは3日だけという状況で)毎日平均10時間以上作業しておりましたので合計400時間くらいはかかったのではないか?と思います。 私も加賀は大好きな船ですので、シロプリさんのブログもいつも楽しみに拝見させて頂いております。  艦載機の胴体の帯は仰るように加賀の場合は二本の様ですが、いまから作り直すとしたら手間もかかりますし、部分的な修正は難しいと思いますので悩ましいところですね。私でしたら帯の周りのみに機体色を軽く筆で塗り重ねて、帯は汎用のライン(帯状)デカールを二本使って再現し直すと思います。赤いラインデカールがすぐに手に入るか分かりませんが、何かの参考になりましたら幸いです。

素晴らしい作品ですね〜‼️
乗組員のフィギュアはフジミ模型のフィギュアだけでしょうか?

Re: タイトルなし

原幸男さん
コメントありがとうございます<(_ _)> 作品お気に召していただけまして嬉しいです。乗組員のフィギュアはフジミのものだけです。飛行機の搭乗員はもともと水兵だったのですが、色を変えるだけでも結構それらしい雰囲気にしあがりました。
プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事も書かせていただいております。

「プロモデラーの人ってどんな生活をしているの?」という疑問に少しでもお答えできるよう、業務日記と日常日記を織り交ぜた内容でお届けしております。

当ブログの作品紹介はホームページの補助的な役割で活用しており、ホームページの方をメインとして、模型作例を多数掲載しております。 ぜひご覧ください。

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