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フジミ1/24「トヨタ SV-3 コンセプトカー」完成

昨日の製作記に引き続き、本日はフジミ1/24「トヨタ SV-3」の完成写真をご紹介します。

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フジミ1/24「トヨタ SV-3」、右側前方からの全景。実車は1983年の東京モーターショーに出展されてたコンセプトカーで、翌1984年に内外装に少変更を加えたのち、「トヨタ MR2(AW11)」として市販化されました。

キットはフジミから発売されていたもので、もうかれこれ35年ほど前に絶版になったものですが、今年の「関西オートモデラーの集い」参加をきっかけに、ようやく完成の日の目を見ることが出来ました。

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フジミ1/24「トヨタ SV-3」、左側後部からの全景。市販後のMR2と異なる点は、リアスポイラーの形状とTバールーフの装備(←MR2ではマイナーチェンジ後に採用)、更にはデジタルメーターの採用などが挙げられますが、インテリアのオーディオパネルやインカムなどの操作系に加え、メーターフード形状やコンソールボックスなどに意匠の異なる点があり、興味深いです。

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ボディ塗装はトヨタ特有のアイボリーがかったホワイトを再現したかったので、実車用のタッチアップカラーをクアトロポルテのマルチシンナーで希釈して使用しました。 SV-3のツートンカラーは、MR2でも採用された実車が「スパークルウェーブトーニング(カラーコード2Z9)」のみなので、ウエストラインより上には041ホワイト(ソフト99)、下には157グレーM(ホルツ MINIMIX)を使用しています。(クリアーコートはガイアノーツのEXクリアーです)

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前後からのビュー。前後のバンパーおよびコンビランプ&リアガーニッシュの形状は、前期型のMR2と同じです。モールの差し色にもなっているイエローのラインにはデカールを使用することもできたのですが、敢えて塗装で塗り分けました。また、キット付属のデカールは経年で黄ばみが出ていたので天日干しで漂白し、リキッドデカールでバラけ対策を行いつつ貼り付けました。

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「トヨタ SV-3」を両サイドから見た様子。Tバールーフは、MR2でもマイナーチェンジ後に採用されていますが、開口部の大きさや形状が若干異なっている点が面白いです。リアスポイラーは若干、小ぶりのものが取り付けられていますが、サイズ、形状ともになかなかセンスの良いデザインに仕上げられていると思います。


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フジミ1/24「トヨタ SV-3 コンセプトカー」製作

今月から来月初旬にかけては、艦船模型スペシャル次号の作例締切に追われているため、主に展示会とプライベート作品のレポートを続けております。

今回と次回は、今年の夏の開催された「関西オートモデラーの集い」に向けて製作していた、フジミ1/24「トヨタ SV-3」をご紹介します。

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これが、フジミから35年ほど前に発売されていた1/24「トヨタ SV-3」の箱絵です。見た目はほとんど初代MR2(AW11)そのままと言った具合ですが、モーターショー出展用に製作されたショーモデルということで、市販化後の姿とは異なる点がいくつかあります。

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この機会ですので、(現行キットに近い)AW11後期型のボディと形状を比較してみることにしました。(ここで比較しているボディはTバールーフ仕様ですが、現行キットはノーマルルーフに改修されています)

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ドア周りを見ると、右サイドのインテークダクトの形状が異なる点に気付かされますが、SV-3のこのダクト形状はMR2の前期型にも引き継がれており、デザイン変更はマイナーチェンジ後に行われました。また、ドア下のサイドスカートは、「SV-3」には若干小型のものが取り付けられていますが、実はこの「ミニサイドスカート」も、Gグレード以下の純正オプション品のひとつとして設定されていました。(G-Limitedは大型サイドスカートが標準)

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フロントバンパーとリップスポイラー、そしてリアのコンビランプのデザインは、SV-3の形状がそのまま前期型に引き継がれています。一方、後期型ではフロントバンパーが若干延長され、リアガーニッシュ全体のデザインが変更になりました。

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エンジンフードは、「SV-3」と同形状のものが、前期型のMR2と、後期型のNA仕様に受け継がれ、後期型のスーパーチャージャー仕様のみ、左側の(インタークーラー用)パワーバルジが付いたものに変更になりました。(リアスポイラーは前後期共通で、最終後期型のみハイマウントストップランプ有り) なお、「SV-3」のリアスポイラーは、MR2より若干小ぶりなものが取り付けられており、上品なエクステリアに仕上げられています。

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Tバールーフは、「MR2」の前期型にはなく、マイナーチェンジ後にようやく設定されましたが、「SV-3」では最初から装備されていました。ですが、こうして見比べると、開口部の大きさや形状が幾らか異なる点に気付かされます。

以上、(恐らくは実車オーナーにしかわからない)「SV-3」と「MR2」の外観上の違いでした。

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ボディ塗装は黒サフで一旦、下地を隠蔽し、続いてグレーを重ねて発色を上げてから行いました。

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ボディカラーは、実車が「スパークルウェーブトーニング」のみなので、ウエストラインより上は041ホワイト(ソフト99)、下は157グレーM(ホルツ MINIMIX)で塗り分けています。

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デカールは35年が経過して黄ばみが激しかったため、天日干しで漂白し、マイクロスケールのリキッドデカールフィルムで修復しつつ、タミヤのデカール糊で貼りました。

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これほどまでに古いデカールを使用するのは初めてだったので、上手くいくか不安もありましたが、慎重に作業した甲斐あって、新品キットと遜色ない仕上がりが実現できました。

次回は、完成写真をご紹介します。


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1/24 トヨタMR2【AW11】 パトカー奈良県警 完成画像

本日は(昨日ご紹介した)1/700航空母艦『翔鶴』の梱包&出荷と、艦船模型スペシャル次号のページレイアウトの校正を同時に進めていた関係で、製作の方がストップしておりました。

そこで今回は、(およそ一年前の作品となるのですが)完成日記のアップの機会を逃していた『トヨタ MR2【AW11】パトカー 奈良県警』の完成写真をご紹介します。

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『トヨタ MR2【AW11】パトカー 奈良県警』、フロント右側からの全景。MR2のパトカーは現実には存在しませんので、これはあくまで架空の仕様ということになりますが、栃木県警には有名なNSXパトカーもありましたので、同じくミッドシップ2シーターのパトカーが存在してもおかしくないか? と思い、製作に至りました。

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リアからの見下ろしアングル。公用車のイメージを出すために車名デカールやエンブレムなどは使用せず、ホイールもスチールホイールとしました。塗装は、1/24『AE86 スプリンタートレノ【藤原拓海】 http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1738.html 』のパンダツートンと同時進行で行い、フィニッシャーズの『ファンデーションホワイト』と『ピュアブラック』で塗り分けました。

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使用したキットは、フジミの1/24峠シリーズの『トヨタ MR2』です。このキットは、箱絵では純正アルミホイールを装着していますが、実際にはワタナベのRSエイトしか入っていないので、ノーマルイメージで製作したい方は注意が必要です。

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パトカー仕様製作にあたっては、このキットにフジミの『パトカーパーツセット』を組み合わせました。このセットには、回転灯や旭日章などの基本パーツに加え、警察無線機やヘルメット、赤色灯などのアクセサリーパーツも付属しています。(デカールは、別売りの西日本版のパトカーデカールを使用しました)

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スチールホイールは、同じくフジミの『ハコスカ GT-R』用ランナーの別売りパーツを使用しました。サイズは14インチでタイヤ幅も抑えられているため、80年代の車にとても良く似合います。

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この4~5年、『関西オートモデラーの集い https://blogs.yahoo.co.jp/modeler_club_wednesday/16146884.html 』に参加するにあたって、フジミのMR2【AW11】の新作を完成させるという演出(?)を続けているのですが、今年8月の開催に向けての製作キットが決まりました。これは、『MR2』が市販化される前にモーターショー用モデルとして発表されていた『SV-3』で、現在では入手困難となっている貴重な製品です。 

この車両については、色々と資料も集めることができましたので、ぜひ納得のいく形で完成させたいと思います。

(次回は、1/350戦艦『武蔵』の製作記に戻ります)


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1/24『AE86 スプリンタートレノ【藤原拓海】』製作&完成

今週はモデルアート社出版『艦船模型スペシャルNo73』の作例製作に追われておりますことから、今回もプライベート作品の製作をご紹介します。

実は、この作品は昨年の秋に完成していたものなのですが、当ブログ上での紹介の機会を逃していたので、この機会に初公開いたします。

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前回の『ザウバーメルセデスC9 http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1737.html 』に引き続き、今回もカーモデルのご紹介となります。この『AE86 スプリンタートレノ』は、1/24のアオシマ製キットで、人気走り屋コミック『頭文字D』の主人公、藤原拓海の愛車として発売されているものです。アオシマの頭文字DシリーズのAE86トレノは、外観的にはノーマルに近い『第1巻仕様』と、カーボンボンネット&5バルブエンジン搭載の『第37巻仕様』がありますが、今回製作したのは『第1巻仕様』です。

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頭文字DのAE86といえば、ハイテックツートン(2T7)の白黒パンダ塗装が面倒な印象がありますが、室内の塗り分けも結構複雑です。アオシマキットは内装のディテールも繊細にできているため、塗り分けのし甲斐がありました。

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室内の2色の塗り分けは、Mr.カラー41番『レッドブラウン』と、『41レッドブラウン+59オレンジ』を3/4程度の艶に調整したものを使用しました。私は(世代的に)AE86に乗っていた知人が多く、何度も実車に乗ったことがあるので、内装の雰囲気などは比較的イメージしやすかったです。

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シャシーは裏側も忠実に再現されています。サスペンションはスプリングを仕込んでバンプさせることができるのですが、フロントが左右独立である一方、リアはリジッドアクスルとなっており、実車に近い構造が再現されています。

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4A-Gエンジンは腰下まで再現され、実機のイメージが充分に再現されています。塗色については、私自身も4A-G系エンジン搭載の実車( http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-6.html )を所有していることから、自分の車を参考にすることができました。

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前回の『ザウバーメルセデスC9』同様、今回も素組みでディテールアップなどはいっさい施していないのですが、ラジエーターやインマニ、マスターシリンダーなどを取り付けると、ボンネットの中もなかなか実感的(と、言うか見慣れた雰囲気)に見えてきます。

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完成した1/24『AE86 スプリンタートレノ【藤原拓海】』、フロント右側からの全景。ボディカラーのハイテックツートンは、黒サフで透け止めを施したのち、グレーで発色を上げ、フィニッシャーズの『ファンデーションホワイト』で仕上げました。(黒は『ピュアブラック』で、鉄板部は艶有りの研ぎ出し仕上げ、樹脂バンパーなどは半艶で仕上げました)

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左リアからの全景。テールコンビランプは色付きクリアー成形パーツが用意されており、室内には(劇中でも印象的な)紙コップとカップホルダーが再現されています。

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ボンネットを開けた様子。第1巻仕様ですので、搭載されている4A-Gは4バルブの仕様です。ストラットタワーバーは、CUSCO製をイメージして、ブラケットをアルマイト風のブルーで塗装しました。

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ヘッドライトには開閉ギミックが仕込まれており、改造なしで稼働します。頭文字Dのキットは、他にフジミの1/24『AE86 カローラレビン【秋山渉】』も所有しているので、できれば来年あたりに製作して、アオシマのトレノとのツーショットを実現してみようかと思っています。同じAE86ですので、アオシマとフジミの表現の違いを見るのも楽しみです。

次回は、模型誌掲載情報をご紹介します。


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1/24『ザウバーメルセデス C9』完成

本日は、1/24『ザウバーメルセデスC9』の完成写真をご紹介します。

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1/24『ザウバーメルセデスC9』、右サイドからの全景。『ザウバーメルセデスC9』は、スイスのコンストラクター「ザウバー・モータースポーツ・AG」がメルセデスベンツとジョイントし、1987~1990年にかけてWSPCにエントリーしていた、グループCスポーツプロトタイプカーで、1989年のコンストラクターズタイトルとドライバーズタイトル、さらに『ル・マン24時間耐久レース』での優勝の3冠を達成しました。

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『ザウバーメルセデスC9』といえば、ヨッヘン・マスとジャン・ルイ・シュレッサーをイメージされる方が多いと思いますが、今回はル・マン優勝の63号車ではなく、(レース二日目のトラブルで)惜しくも2位に沈んだ61号車を製作しました。

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61号車の特徴は、右側のテールランプ周りとドアミラーがオレンジに塗られていることで、個人的には色のバランスが最も美しいと感じています。61号車のドライバーは、WSPCでも最終戦までチャンピオンを争ったマウロ・バルディを筆頭に、ケニー・アチソン、ジャンフランコ・ブランカテリを加えた3名で、全員がF-1経験者というラインナップでした。

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1/24スケールの『ザウバーメルセデスC9』は、タミヤとハセガワから発売されていますが、今回製作したのはタミヤキットで、1988年のAEGカラーの限定再販キットを使用しました。このキットは純正エッチングパーツが付属していて手軽にディテールアップできるのがウリですが、1989年シーズンのマーキングは付属していないので、ミュージアムコレクションのデカールD820『メルセデスC9ザウバー'89ル・マン&鈴鹿』を使用し、年式の違いによる外観上の相違点(吸気ルーバーの有無やブレーキ冷却ダクトの形状)を改めました。

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ボディはボンネットパネルの合わせ目を消したのち、ドア周りなどの筋彫りをラインチゼルで掘り足してから黒サフで立ち上げ、シルバーにはMr.カラーの104番『ガンクローム』を、(クアトロポルテのシンナーで希釈して)使用しました。クリアーコーティングは、ガイアノーツのEXクリアーで行っていますが、シルバーの上に直接重ねるとメタリックの発色が曇ってしまうので、デカール貼りの前にクリアーとシルバーを1/1程度の割合で混ぜたものを一層、挟むことで対処しています。(研ぎ出しはバフレックスとMr.コンパウンドの細目と極細で行いました)

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アンダーパネルの様子。1989年シーズン、8戦中7勝を誇った『ザウバーメルセデスC9』ですが、マシンの設計自体には特筆すべきものはなく、シャシーもこの時代には旧式化していたアルミハニカムモノコックでした。――にも関わらず、これほどの活躍ができた理由は、熟成度の高さからくる信頼性と、メルセデスベンツから提供された制御システムの貢献度が大きいようです。

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タミヤのグループCカーキットの良いところは、リアカウルを外す事ができ、完成度もエンジンやミッション、フレームなどのメカニズムを楽しめる点にあります。

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内部には、純正エッチングパーツでタービン上の遮熱板やインタークーラーのコアなどを追加しました。ディテールアップはその程度ですので、実車のような密度感はありませんが、タミヤ特有の省略の巧さ? というか、実物がどういう仕組みになっているのかを知るのに最低限なパーツ構成となっています。

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奥に写っているブルーの車は、カーモデルに復帰して初めて製作したグループCカーの『クレマーレーシング・ポルシェ956 1984 http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1436.html』(昨年完成)です。同じグループCカーでも、ラジエーターの取り付け位置の違いや、それに伴うキャビン幅の違い、ウイングのセパレート構造などが良くわかります。

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これからも年一台程度のペースでグループCカーの製作を目指そうと思い、今年の春に再販されたばかりの『クレマーレーシング・ポルシェ962CK6 1989』を最近、購入しました。『ポルシェ962C』は、プライベートチームへのデリバリーで様々なバリエーションがあることが良く知られていますが、中でもクレマーレーシングのマシンは独創性あふれるモディファイを数多く行っていて特徴のある姿をしているので、いまから製作がとても楽しみです。

(次回も、プライベート作品をご紹介します)

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プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事や考証記事を書かせていただいております。

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インターネット上とはいえ、人間同士の交流の場としてコメント欄を公開しておりますので、マナーをお守りいただき、フェアなお付き合いをよろしくお願いいたします。

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