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1/700日本郵船『氷川丸』リファイン完了!

昨日ご紹介しました1/700日本郵船『新田丸』に引き続き、本日も今年6月15日のブログ記事( http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1229.html )の中でご紹介しておりました、ハセガワの1/700日本郵船『氷川丸』のリファイン後の様子をご紹介します。

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ハセガワ1/700貨客船『氷川丸』、右舷前部からの全景。この作品は(『新田丸』と同様に)2006年の製作で、現在は残念ながら休館中になっている『船の科学館 http://www.funenokagakukan.or.jp/ 』の売店(現在の別館)で購入したキットを組み立てたものです。

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『船の科学館』訪問は、私の模型感を根底から変えてしまうほどに大きな出来事でしたので、現地で購入したキットを完成させたこの作品は私の宝物でもありました。ですが『新田丸』と同様に、この作品も長期保存による劣化が目立っておりましたので、この機会に修復と若干の追加工を行い、今後10年間の継続展示に耐えれるように手を加えました。

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手を加えた部分は『新田丸』より若干多めです。まず、ナイロン製の張り線をメタルラインに変更し、旗棹を真鍮線で作り直したほか、煙突の『二引マーク』をデカールから塗装表現に変更し、更には船名デカールの貼りかえ、シュラウド&クレーンブームの追加などを行いました。

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煙突の二引マークを塗装表現とした事で、正面側の(配管が張り巡らされた)細やかな部分もカバーすることができました。なお、リファインに必要なキットパーツ(クレーンブーム&デカール)はメーカーにパーツ請求するより、キットひと箱をまるまる用意する方が安価でした。

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船尾のクレーンブームは(キットの製作指示のままでは本数が足りないので)、新規購入したキットから5本のブームを追加して実船どおりの配置に改めました。(ちなみに、この『氷川丸』と『新田丸』は、デッキ色にソリッドカラーを使用しているため、昨今完成させた客船模型と比べると、ウッドブラウン調の落ち着いた色調になっています)

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写真奥に写っているのは、昨年秋に製作したピットロードの1/700大阪商船『報国丸』です。

一旦、完成している作品だけに、後加工可能な箇所はどうしても限られてしまいますが、現在の技術で手を加えることで、(10年以上前の完成品でも)最近の作品と遜色ない仕上がりにリファインできてしまうのですから、改めて「模型の世界は奥が深いな!」と実感しました。

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なお、次回の客船模型製作は、フォーサイトの1/700日本郵船『信濃丸』の予定です。初めての明治期客船ですので、いまから製作がとても楽しみです。


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1/700日本郵船『氷川丸』完成

本日は、プライベートで製作した1/700日本郵船『氷川丸』の完成写真をご紹介します。

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1/700日本郵船『氷川丸』、右舷からの全景。キットはウォーターラインシリーズの初期から御馴染みのハセガワ1/700貨客船『氷川丸』を使用しました。(海面ベースのみ、11年前に製作した前作のものを流用しています)

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1/700日本郵船『氷川丸』、左舷後部からの全景。ディテールアップにはハセガワ純正の病院船用エッチングパーツの他に、テトラモデルの手すりやフライホークのラッタル、海魂のシュラウドなどの各種汎用パーツを使用しました。

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右舷および左舷からの全景。後部マストあたりのデッキ構成は、現在横浜で保存されている同船とは若干レイアウトが異なり、より入り組んだ構成になっています。

以前製作した、現代版の氷川丸と横浜港のジオラマ作品はこちら
↓↓↓
http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-88.html

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船首からブリッジ付近を斜め後ろから見た様子。(個人的にもお気に入りのアングルです) 写真には写っていませんが、ブリッジ正面はウイング前方窓を一部開口し、プラ角棒で(窓枠下の)飾り板を追加しました。

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中央部の様子。ボートダビットはハセガワ純正のエッチングパーツに取り替え、煙突の二引きマークは塗装にて再現しました。また、構造物側面は型抜きの関係でモールドが不足しているので、ドリルによる丸窓開口や扉を追加するなどして密度の高い仕上がりを演出しています。

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手すりは最上段をウッドブラウンに塗装し、実船での木張り部分の質感をイメージしました。なお、ラッタルの取り付けにあたっては、(キットで省略されている)踊り場をプラ板にて自作し、ディテールに奥行きを持たせています。

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船尾周りはクレーンの配置に若干疑問があったので、ハセガワの1/350版の氷川丸の説明書を参考にレイアウトを修正しました。(1/350キットのパーツや説明書は、1/700キットの不足しているディテールの補填にもたいへん役に立ちました)

ハセガワの1/700貨客船『氷川丸』は古いキットではありますが、基本設計がしっかりしているので、非常に短期間の製作で納得のいくディテールに仕上げる事ができました。改めて、同社のキットの完成度の高さには感服させられます。


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1/700日本郵船『氷川丸』製作

艦船模型製作代行のご依頼品の方は、ただいま1/700海上自衛隊護衛艦4隻の製作に取り掛かっているところですが、本日はプライベートで製作していた客船模型、1/700日本郵船『氷川丸』をご紹介します。

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キットは、(1/700スケールの氷川丸としてはすっかり御馴染みの)ウォーターラインシリーズ初期の製品を使用しました。現在の目で見ても非常に組みやすく、ディテール面でも特に不足を感じさせない好キットではありますが、船体と吃水板の合わせ目には(年代相応に)段差が出ますので、パテなどを使用して面位置に整えました。

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甲板や構造物のパーツは白成形となっているので、まず最初に透け止めにブラックを全体に吹き、続いて鉄板部にはオキサイドレッドを、木甲板部にはグレーサフを重ねて下地としました。

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プロムナードデッキを含む内部のフロアは組み立て後には手が入らないので、組み立て前に予め全てのデッキの塗装を済ませておきました。軍艦と違って幾重にも重なるフロアを一枚一枚塗り分けていくのは手間がかかりますが、丁寧に処理すれば、完成後の満足度もより高まります。

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船体側面の白ラインはデカールが用意されていたのですが、仕上がりの美しさを重視して塗装にて仕上げました。また、舷側の吃水線も実船の位置を意識して少し高いところに調整しています。 

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日本郵船の所属船であることを示す、二引きのファンネルマークも塗装による仕上げです。ブリッジ外壁のパーツはウイングの前方窓の一部を開口し、プラ角棒で飾り板を追加しました。この飾り板は若干オーバースケールではありますが、離れて見たときにはいいアクセントになってくれます。

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手すりは商船用のパーツの入手が難しかったので、テトラモデルの海上自衛隊護衛艦用のパーツを流用しました。

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塗装の際には最上段のみブラウンを差し、木材が張られた様子を再現しています。

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ボートダビットは、ハセガワから発売されている病院船仕様の氷川丸の純正エッチングパーツを流用しました。このキットの製作は今回で4回目になるのですが、純正パーツを使用したのは初めてになります。

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なお、キットの救命ボートはダビットと一体成型されている為、エッチングを使う際にはダビットのモールドを全て切り取らなくてはいけません。難しい作業ではないのですが、数が多いので仕上がりが雑にならないように神経を使いました。

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ボートをダビットに接着すると想像以上に実感的に仕上がり、大きな満足感を得る事が出来ました。キットの設計が良いこともあって、修正などは最低限で済みましたが、後部のクレーンの配置は現在の考証と異なるようでしたので、(プラ丸棒による自作クレーンを織り交ぜつつ)レイアウト調整を行いました。


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HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で『月刊モデルアート』、『艦船模型スペシャル』等の模型雑誌の作例記事や考証記事を書かせていただいております。

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