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1/700山下汽船『日本丸』(川崎型油槽船)完成


●ブログおよびサイトのSSL対応化のお知らせ

本日より、当ブログ( https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/ )をSSL対応化し、セキュリティの強化を行いました。

それに伴い、URLの冒頭も「http://」から「https://」に変更になったのですが、リダイレクト設定を済ませておりますので、従来のブックマークやリンク先からも引き続きアクセス可能です。

また、HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!! ( nabeck.web.fc2.com )の方も同様にSSL化とリダイレクト設定を行ったのですが、こちらの方は(メニューページのリンク設定に絶対パスを入力していた影響で)すべてのメニューがリンク切れになるトラブルが生じてしまいました(急いで修正を行い、本日中に復旧完了しております)

当ブログ内に設置しているランキングボタンにつきましても、ブログ単体で表示している時は問題ないのですが、HIGH-GEARed'sHOBBY WORKS!! のメニューぺージを通して表示させた場合には(混在コンテンツとみなされているのか?)反応しなくなってしまいましたので、応急策としてランキングページを別窓表示に変更する事で対応しました。

長年webサイトを運営していると、ブラウザの表示設定の見直しやセキュリティの進化などの影響で(従来のソースのままでは)ページが適切に表示されなくなってしまうことがあり、維持管理には神経を使うことが多いのですが、これからも安全かつ、閲覧しやすい環境でご覧いただけるように心がけて参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

●1/700山下汽船『日本丸』(川崎型油槽船)完成

前置きが長くなってしまいましたが、本日は、1/700の川崎型油槽船『日本丸』の完成写真をご紹介します。

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フジミ1/700山下汽船 油槽船『日本丸』、右舷前方からの全景。外舷色は、実船写真では明るいグレーに見えるものや、船首付近が白く塗られたものも存在するのですが、今回は箱絵に合わせて白と黒のシンプルな塗り分けとしました。

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フジミ1/700山下汽船 油槽船『日本丸』、左舷後方からの全景。水平面の塗り分けがわかる資料はなかったので、当時の商船の平均的なイメージ(?)として、メインデッキは茶系、構造物上部はグレーとしました。船体舷側の「YAMASHITA LINE」の社名とファンネルマーク、船尾の船名表示は全てキット付属のデカールによるものです。

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船首からブリッジにかけての様子。フォアマスト上の信号ヤードは、箱絵の仕様に合わせて省略しました。キャットウォークはキットに付属のエッチングを使用していますが、手すりのパーツは付属していなかったので、テトラモデルの汎用パーツを取り付けました。

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船体中央部付近。キャットウォークのトラス支柱には”のりしろ”があったので全て切り取り、少量のゼリー状瞬間接着剤で点付しています。また、キャットウォーク上の手すりは、部分的にデリックポストと干渉してしまうので、その部分のみ、若干隙間を開けて取り付けました。

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右舷後部の煙突の周り。手すりが付属しているのは船尾楼甲板の外周部のみですので、構造物上は汎用パーツで補填しています。構造物外壁の丸窓は全て省略されていたので、ドリル加工で追加しました。

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右舷船首からブリッジにかけてのクローズアップ。ブリッジ前面の開口部は塞がっていたので、6カ所の角穴を開けました。また、キットのままではキャットウォーク終端部とブリッジを繋ぐ扉の位置が合わないので、モールド切削の上、プラ板で自作した扉を取り付けて、位置を修正しています。

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ラッタルは、フライホークの汎用パーツを使用しました。その他、細かい部分ではありますが、ラッパ型通風筒の出口は0.9mm径のドリルで掘り込み、メリハリを演出しています。

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今回の製作では塗色やブリッジの加工、丸窓の追加など、推定に頼った部分が多いのですが、結果的には自分好みの仕上がりを実現することが出来ました。

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海洋堂の1/700出光興産『日章丸(2代目) https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1271.html 』とのツーショット。戦前に建造された、初代『日章丸』は川崎型油槽船の派生型でしたが、こうして見ると、2代目も同様の設計を色濃く受け継いでいる様子が分かります。


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1/700山下汽船『日本丸』(川崎型油槽船)製作

今週前半は事務作業が多く、製作記が一旦中断することから、本日はプライベート作品の商船模型の製作記をご紹介します。

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今回ご紹介するのは、1/700油槽船『日本丸』です。川崎型油槽船と呼ばれるタイプの戦前型の1万トン級オイルタンカーで合計13隻が建造されました。戦時には海軍に徴用され、機動部隊に随伴したことから、フジミから発売されているキットはほとんどが徴用時の姿ですが、唯一、4番船の山下汽船『日本丸』のみが民生用の仕様で発売されているため、今回はそのキットを使用しました。

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ちなみに、実はフジミの川崎型油槽船の製作は今回が初めてではなく、過去には2番船の『極東丸』を徴用時の姿で製作したことがあります。このジオラマの左端に写っているのがそれで、右側のドックに入渠している船は、知床型給油艦『鶴見』です。

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こういう事情で以前にも一度製作していることから、そうとう大味なキットであることが分かっていたので「それなりに雰囲気のある仕上げにする」には、追加表現する箇所と、省略する部分をしっかりと取捨選択する必要がありました。画像はキットの船体と甲板、吃水板のパーツで、吃水の深さは満載時と軽荷時が選べる仕様になっています。(他の作品との変化をつけるため、軽荷時を選択しました)

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このキットは、甲板や構造物上面の色指定がなされていないことから、模型誌作例やネット記事などではモデラーによって塗色がまちまちです。私としても確信があるわけではないのですが、戦前型タンカーの(戦後に撮影された)カラー写真や、博物館の展示模型などから「デッキ色は弁柄色かブラウンではなかろうか?」と推察し、甲板表面を赤茶色に塗装し、ハッチや配管類はグレーでメリハリを演出しました。

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塗装後の様子。マスキングが少々面倒でしたが、苦労した甲斐あって、引き締まった雰囲気に仕上がりました。なお、構造物側面の丸窓などはモールドされていなかったので、ガイドテンプレートを使用したドリル加工で、ひとつひとつ開口しています。

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製作面で最も悩んだのは、ブリッジです。これはキットのパーツをそのまま仮組した様子ですが、船橋左右のウイングや、その下層の開口部が埋まってしまっており、著しく実感を欠いています。一見、埋まっている部分を開口さえすれば、簡単に解決できそうな問題にも思えるのですが、そうすると内部の壁面部が不自然に露出したり、ウイングの存在自体が不自然なものになってしまうため、全てのパーツ形状をいちから見直すことにしました。

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前面部はセオリー通りに角穴の開口を行いますが、そのままでは背面のパーツに閉口されてしまうため、(背面パーツの)同じ位置に同サイズの穴を開け、ウイングの吹き抜けを再現しました。ですが、これだけでは昇降ラッタルを繋げるところがなくなってしまうので、内側に面したに床面のレベルまで切り欠きを追加し、出入り口としました。(ウイングの床面を再現できないのが辛いところですが、パーツの薄さも手伝って、開口部の処理のみにしています) また、船橋後部のブルワークは切削し、のちほどエッチングの手すりを取り付けました。

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省略されている丸窓をドリル加工で開口し、仮組みをすると、それなりにいい雰囲気になりましたが、船橋下層の開口部と内部の壁面の位置にズレがあったので、思い切って壁ごと省略しました。また、前面部の扉の一部は、キットにセットされているキャットウォークの終端部より2ミリほど中央方向にズレていたので、モールドを切削してプラ板自作したものを取り付けて修正しました。

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前面部のパーツの取り付け前と取り付け後の様子。資料に従って……というよりは、あくまで雰囲気重視の処理ですが、いい具合に商船らしい「スカスカ感」が出せたように思います。

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キャットウォークと手摺の一部は、キットに付属しているステンレス製のエッチングパーツを使用し、足りない部分は汎用の手すりパーツを使用しました。キット付属のエッチングは、”のりしろ”部分が少々目立つので、接着前には全て切り取った上で取り付けています。

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煙突やデリック、通風筒などを取り付けた様子。舷側の「YAMASHITA LINE」のデカールはキットに付属していたので助かりました。次回は完成写真をご紹介します。


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HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

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