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1/24三菱パジェロ(ラリーレイドプロトタイプ92 篠塚建次郎/H・マーニュ)完成

本日は、プライベート製作品のタミヤ1/24『三菱パジェロ 92年パリ~ル・カップ』の完成写真をご紹介します。

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タミヤ1/24『三菱パジェロ 92年パリ~ル・カップ』、右側前方からの見上げアングル。1992年の『パリ~ダカールラリー』は、ゴール地点をアフリカ大陸西岸のダカールから、南岸のケープタウンに変更し、イベント名も『喜望峰』を意味する『ル・カップ』に変更されました。

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ゴール地変更によって走行距離も一層伸び、より過酷さを増したこのラリーにおいて、ワークスチームのプロトタイプパジェロは序盤から快走を見せ、宿敵『シトロエンZXラリー』を破って1位から3位を独占する大活躍を果たしました。

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キットは、タミヤから1990年代前半頃に発売されていたもので、デカールは総合優勝を果たしたユベール・オリオール/フィリップ・モネ組の211号車のものが付属していたのですが、今回はシュンコモデルの別売りデカールを使用し、3位入賞の篠塚建次郎/アンリ・マーニュ組の213号車として製作しました。

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三菱パジェロプロトタイプ、真横(右側)から見た全景。メインスポンサーがニコンのイエローからシチズンのブルーに変わったこともあって色的にはかなり落ち着いた印象となりました。ボディ塗装はフィニッシャーズの『ファンデーションホワイト』にて行い、ボンネットサイドとリアバンパーの赤い部分には同じくフィニッシャーズの『ピュアレッド』を使用しました。(クリアーコーティングは、FOKの『アクセルS クリアー』によるものです)

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右リアからの見下ろしアングルで見ると、リアカウルのエッグシェイプが良くわかります。三菱ワークスは1988年頃からフランスのソノート社との共同製作によるプロトタイプカーを投入していたのですが、年を追うごとに徐々に市販車的なプロポーションから遠ざかり、前年の1991年にはこのカウリングとほぼ同様の形状となりました。

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ボンネットとリアカウルを外した様子。キットには、スペアタイヤ用のプラパーツが2本付属していたのですが、ドナーキットから更に一本を拝借し、実車同様の3本積みとしました。(余談ですが、翌93年には、ホイールをインチアップした影響でタイヤの積載数が減ってしまい、前半のラリーを作戦通りに進めることができなくなるというハプニングがありました)

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逆アングル。マルチチューブラースペースフレームによるシャシーとダブルウィッシュボーンサスペンション、そして、カーボンケブラーによるカウリングという構成は、80年代半ばから90年代前半のコンペティションマシンの定番ともいえるスタイルです。

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車体下面にはアンダーガードが付属するのですが、ビスで取り外しが可能なため、完成後もこうしてシャシーやドライブトレーンを見ることができます。なお、実車はカウリングの裏側やキャビン内部などにカーボンケブラーが剥き出しになっていますので、今回は独自に塗料を調色し、単色塗装で材質感を表現できるように工夫しました。

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写真の奥に並べているのは、今からちょうど10年前に製作した同一キット(ニコンパジェロ)です。シチズンカラーのパジェロ製作は、キット発売当時からの夢でしたが、当時は別売りデカールも発売されておらず、長らく実現することができませんでした。

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同一チームの同一マシンで、カラーリング違いを製作するというのは、私にとって初めての経験でしたが、思い入れのある車だけに(当時の記憶がよみがえり)非常にテンションが上がりました。1992年の『パリ~ル・カップ』には、ニコンパジェロとシチズンパジェロの他に、ロスマンズパジェロ(ブルーノ・サビー/パスカル・メモン組)も出場しているので、こちらも近いうちに製作し、3種コンプリートを実現したいと思います。(←デカールは既に入手済みです)


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1/24三菱パジェロ(ラリーレイドプロトタイプ92 篠塚建次郎/H・マーニュ)製作記

本日も、プライベート作品をご紹介します。

今回は、当ブログではかなり久しぶりとなるカーモデルの製作記です。

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製作したのは、以前にタミヤから発売されていた1/24『三菱パジェロ』です。実車は市販車ベースではなく、ラリーレイド(クロスカントリーレイド)専用に開発されたワークス・プロトタイプカーで、1992年開催の『パリ~ル・カップ(パリダカ―ルラリー)』において1~3位を独占しました。

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実はこの車、私にとっては(モータースポーツに最もハマっていた頃に活躍していたラリーカーとあって)たいへん思い入れが深く、ちょうど10年前にカーモデルの復帰第一作として製作した思い出のキットでもあります。この写真は、その時に製作した作品で、キットに付属しているデカールを使用し、1992年優勝のユベール・オリオール/フィリップ・モネ組の211号車として完成させました。

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なお今回は、10年ぶりの同一キット製作ということで、マーキングを変更しています。私は篠塚建次郎選手の大ファンでしたので、今回はシュンコモデルの別売りデカールを使用し、「チーム三菱シチズン夏木」の213号車、篠塚建次郎/アンリ・マーニュ組のパジェロの再現を試みました。

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ボディ塗装は黒から立ち上げてグレーで発色を上げ、フィニッシャーズの「ファンデーションホワイト」で仕上げました。クリアーは藤倉応用化工株式会社(FOK)の「アクセルSクリアー」でコーティングし、バフレックスとクレオスのコンパウンドで研ぎ出しています。

ちなみにこのパジェロ、実は着工は2014年のこと( http://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-357.html )で、クリアー1回目を塗り終えた時点で長期間、眠らせていたのですが、今回の春展のテーマが「白」であったことから、5年ぶりの再開となりました。

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1980~90年代のタミヤのカーモデルキット(特にレーシングカー)は、実車のフレーム構造やエンジン&ドライブトレーンを再現したものが多いことが特徴ですが、このパジェロも例にもれず、パーツ数はかなり多めです。色数もかなり多くなることから、今回は組み立て前にほぼ全てのパーツを(バラの状態で)ひとつひとつ個別に塗り分けることにしました

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スペースフレームのシャシーにエンジンとギアボックス、そしてサスペンションやブレーキなどを取り付けた様子。シャシー下部は、のちほどアンダーガードを付けるためにほとんど見えなくなってしまうのですが、このあたりのメカニズムの再現度には、タミヤならではの拘りを感じます。

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キャビンは実車ではカーボンケブラー材で出来ているのですが、この材質の色味を正確に再現した塗料はどのメーカーからも発売されていないため、フィニッシャーズの「カーボンブラックマット」にMr.カラーの「機体内部色」などを混色し、イメージに近い色を自作しました。写真右側のシートは、シートベルトが一体成型となっているため、先にベルトの赤を着色し、マスキングしたのちにシートのブラックを重ねています。(バックルなどの金具は筆塗りです)

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見るからにプロトタイプカー然とした室内の様子。ロールケージの一部はバルクヘッドに埋め込まれるように一体成型されているため、マスキングが少々面倒でした。

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シャシーとキャビンを一体化させた様子。こうして見ると、この
パジェロが、いかに市販車からかけ離れた設計であるかが良くわかります。パリ~ダカールラリーにおけるプロトタイプカーの投入は「プジョー205T16」からはじまっていることから、流れ的にはグループBラリーカーに近いものとも言えそうです。

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ボディ取り付けの際には、フロントフェンダー下部を後付けしなくてはならず、接着面積の不足に苦労しました。(写真左側) リアにはスペアタイヤの収納スペースがあり、ここにはキットに付属のプラ製のタイヤ&ホイールを3本収めることができました。

次回は完成写真をご紹介します。

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プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

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