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1/24『マクラーレンF1GTR 国際開発UK LM1995』完成

製作していた、1/24『マクラーレンF1GTR 国際開発UK LM1995』が完成しました。

と言いましても、完成したのはかなり前で、静岡ホビーショーのモデラーズクラブ合同展示会の直前のことでしたが、本日ようやくの完成写真公開となります。

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使用したキットは、フジミの『マクラーレンF1GTR ショートテール』で、1995年のル・マン24時間レースで衝撃的なデビューウィンを成し遂げた59号車のモデルです。

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このマシンは、関谷正徳選手による、「日本人ドライバーのル・マン初制覇」を果たしたこともあって、我々日本人にもたいへんなじみ深い存在です。

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ちなみに、このマシンを出走させた『国際開発UK』は、本来は『ランザンテ・モータースポーツ』というイギリスのコンストラクターなのですが、(チームを構築するにあたっては)マクラーレンでマーケティングを担当していた安川実氏(元インディーカーレーサーの、ロジャー安川選手の父)が大きく関わっていたため、関谷選手が加入したことに加えて『上野クリニック』がスポンサーに就くなど、なにかと日本に所縁の深い体制がとられました。

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話題を製作に移しますと、フジミキットに良くある車高設定の問題を解決すべく、タイヤの外径を(タミヤの他車種用タイヤ流用にて)落とし、さらに車軸の位置を前後ともに3mm上方向に移動しました。

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また、ボディパネルではサイドスカートの角度と長さに問題があったため、もともとあるモールドを削り取って、プラ板で自作したものに置き換えています。

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フロントガラスも、裏側の「のりしろ」部分の高さに問題があって、ルーフやピラーと面位置になってくれないので、思い切って「のりしろ」部分を完全に削り取って、ガラス側面とピラーの断面同士で接着する方法で解決しました。

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ボディカラーは、フィニッシャーズの『カーボンブラックマット』と、ガイアノーツの『ガンメタル + EXシルバー』の混色で仕上げました。なお、『カーボンブラックマット』は艶消しカラーですが、ガイアノーツの『EXクリアー』をコーティングすることで艶ありの仕上げにしています。

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最終的な艶出しは、クリアーが完全に乾燥した状態で「バフレックスでデカールの段差を落とす」 → 「再びクリアーを重ねて乾燥」 → 「更にもう一度バフレックスで全体を磨いてからシンナーで薄めに溶いたクリアーを重ねる」 → 「クレオスのMr.コンパウンド(極細)で仕上げ」という順序です。

最初のクリアーから最後のコンパウンドがけまで3日間しか日数が取れなかったのですが、当初、想像していたよりは良い艶が得られました。


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1/24『マクラーレンF1GTR 国際開発UK LM1995』製作記 その2

前回に引き続き、今回も静岡ホビーショー出展用に製作していた、1/24『マクラーレンF1GTR 国際開発UK LEMANS1995』の製作記をご紹介します。

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国際開発マクラーレンのボディカラーは、黒に近いグレーとガンメタリックのツートンですので、グレーには、フィニッシャーズの『カーボンブラックマット』、ガンメタにはガイアノーツの『020 ガンメタル』と『EX07 EXシルバー』の混色を使用しました。なお、『カーボンブラックマット』は艶消しカラーですが、クリアー層を厚めにして光沢感を演出しています。

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フジミのマクラーレンは「車高の設定がおかしい」というお話を事前に聞かせていただいていたので、実車に近いイメージに仕上げるためには調整は避けて通れません。幸いにも、シャシーは比較的シンプルな構成でしたので、調整前提で臨むぶんにはありがたい設定となっていました。

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また、タイヤの扁平率も高すぎたので、キットと一緒にとみたけさんから譲っていただいた他車種用タイヤ(タミヤのTAISANスターカードポルシェ911GT2もしくはトヨタサードスープラGT用)を流用し、外径でトータル2mmほどサイズダウンさせることができました。(写真左がキットに付属のタイヤで、右側が他車種用の流用品です)

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タイヤのサイズダウンで、前後1㎜ずつ車高が下がっているはずですが、そのまま仮組してみたところ、車体と地面との隙間が随分と開いてしまいました。(とてもLM-GTカーとは思えません) しかも、サイドスカートを下方向に延長してこの状態ですから、「完全な素組で仕上げていたら、いったいどうなってしまったんだろう?」 という恐怖が頭をよぎります。

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そこで、サスペンションのブラケットの取り付け部に加えて、アップライトとロアアームの間に1.5mm厚のプラ板を2枚ずつ挟んで、車軸をトータル3mm、上方向に移設する方法で車高の調整を図りました。(見た目は少々良くありませんが、完成後にはどのみち見えない部分ですので、割と豪快に処理しています)

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タイヤの径と、アップライトの高さ変更で、合計4㎜の車高ダウンとなりました。これでほぼ、実車のイメージ通りです。

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車高調整の前後の比較をすると、その差が良くわかります。ちなみに、模型で4mmのダウンとなると、実車換算(×24倍)で96mmですから、なんと約10cmにもなります。(サイドスカートで延長で最低地上高が更に1mm落ちているので、地面との隙間はトータルで12cm程も変わったことになります) ロードカーのチューニングやドレスアップでも、そこまで一気に車高を変えることはそんなに多くないので、この振り幅の大きさにはたいへん驚かされました。

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シャシーが完成したら、内装やBMWエンジンなどのパーツを取り付けていきますが、これらのパーツ構成は非常にシンプルで塗り分けも最低限でしたので、非常にスムーズに進みました。なお、ホイールハウスは別パーツになっているのですが、先の車高ダウンの影響でタイヤが干渉するようになってしまったので、のちほど切り欠いています。

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続いては、フロントガラスの取り付けですが、(この部分は完全にメーカーの設計ミスが生じているようで)接着剤を付ける「のりしろ」の部分の深さが足りず、裏側からパーツをはめ込んでも、ガラスがルーフと面位置(つらいち)まで出てきてくれません。そこで、今回はその「のりしろ」部分を完全に切り取り、ガラス部分単体にしてはめ込み、接着はピラーとガラスの接合面のみで行う方法で解決させました。

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そして、ボディに灯火類やエアロパーツなどを接着し、室内には社外品のシートベルトを取り付けました。先ほどご紹介した、ホイールハウス内のタイヤの干渉も、アーチ上部を切り欠くことで解決しています。

次回は完成写真をご紹介します。


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1/24『マクラーレンF1GTR 国際開発UK LM1995』製作記 その1

ただいま、MA誌9月号の作例製作の追い込み中でして(ご依頼品の製作に手が回らなくなっているので)、今回は静岡ホビーショー参加直前に製作していたカーモデル、フジミ1/24『マクラーレンF1GTR 国際開発UK 1995LEMANS』の製作の様子をご紹介します。

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『マクラーレンF1GTR』のキットは、プラキットではフジミとアオシマから発売されていますが、1995年のショートテールの仕様はフジミからしか発売されていないので、フジミキットを使用しました。(キットは2018年現在、少々品薄になっていますが、奈良模型愛好会のとみたけさんから譲っていただきました) 

なお、『国際開発UK』などというチーム名で呼ばれると、ル・マンを長年見ているファンにとっても、「そんなプライベートチームあったっけ?」と思ってしまいますが、正確には『ランザンテ・モータースポーツ』というコンストラクターで、実質的なマクラーレン社のセミワークス的存在です。(最近では『P1 LM』のプロデュースも手掛けました)

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近年のフジミキットの定例として、ボディのスタイリングはとても良く纏まっています。この複雑な形状を、なるべく別パーツを使わずに一体成型している点にはとても驚かされました。

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ですが細部を見ると若干、不自然な点も目につきます。特に目立つのはサイドスカートの形状で、実車ではもっと下方向に伸びているはずの部分が、側面に張り出すような形状に成形され、結果として最低地上高が非常に高く見えてしまうところが難点です。

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この課題を克服するには、とにもかくにもドアを仮合わせしないことには始まらないので、マスキングテープで簡単に仮組みしてみました。

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その結果、別パーツとなっているボディパネルの一部の合いが悪く、合わせ目を修正する必要があることもわかりました。

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修正前のサイドスカート。このアングルで見ると、外側に向かってかなりオーバーに突き出していることがわかります。(サイドスカートを修正するにあたり、開閉選択式のドアは先に接着固定することにしました)

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そこで、今回はサイドスカートのモールドを大胆にカットし――

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4mm幅のプラ板で作り直したものを再接着することで解決を図りました。

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ドアの付け根のパネルの合わせ目の処理も済ませ、下地塗装を済ませた様子。これでボディの修正はほぼ完了ですが、この先、2か所に大きな修正が必要になりました。

その様子は、次回ご紹介します。

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プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

このところ、無記名のコメント(名無し、通りすがり)などが増えております。HN記載のない投稿は全て削除しますので、ご注意ください

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