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1/24 ベネトン・フォードB190完成

3月開催予定の奈良模型愛好会の春展に向けて製作していた、ハセガワ1/24ベネトン・フォードB190が完成しました。

このキットは、「何か1990年前後の1/24 F-1キットと作りたい」と、常々話していた私の要望を聞いてくれていた、奈良模型愛好会会員で友人の鳥羽莉氏が、奈良の模型店『モケイショップR』さんに眠っていた在庫を掘り出してきてくれたもので、劣化していたデカールの代替品は、同じく奈良の模型店『クアトロポルテ』さんに取り寄せていただくなど、奈良の模型店とモデラーの皆様の協力があって、製作が可能になりました。 

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今回使用したキットは、「ベネトン・フォードB190 ハイグレードタイプ」ということで、ホイールは、ホワイトメタル製のものが付属していました。 

同じ金属パーツでも、挽物なら精度が高いのですが、鋳物は基本的に表面が荒れているだけで、あまりありがたくはないのですが、グッドイヤーのロゴが印刷されたタイヤが付属しているのは嬉しいです。

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ホイールは表面を整えた上で、ガイアノーツのマルチプライマーで下処理をし、サーフェーサーエヴォブラックで仕上げ、デカールを貼った後、EXフラットクリアーでコーティングしました。 タイヤは表面に240番のペーパーをかけ、軽くユーズド感を演出しました(左が新品状態、右がペーパー処理後です)

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タイヤとホイールを取り付け、無事にベネトン・フォードが完成しました。

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鮮やかなカラーリングに反して、マシンのデザインは全体的に保守的ですが、あえて言うならノーズの「鷲鼻形状」が特徴的です。

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カウルのフィッティングはかなり厳しかったのですが、なんとかここまで締まるようになりました。リアのサスアームと干渉する部分を削るなどして調整を行っております。

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細部のクローズアップ。今回はカウル内部を中心に、カーボンの表現に挑戦しました。使用したのはハセガワのカーボンフィニッシュとカーボンケブラーフィニッシュです。 アンダートレイを含め、見えるところはほぼ全てこれらのフィニッシュを貼り付けました。(エキマニ下の断熱材はメタルックを使用しています) 

カーボン表現にこだわった割に、配線や配管は若干中途半端ですが、これらの表現は今後の課題にしたいと思います。

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カーナンバー20は、81、83、87年と三度のワールドチャンピオンに輝き、90年にベネトン加入で復活の狼煙を上げたネルソン・ピケの乗るマシンです。 この時点でプロスト44勝、セナ28勝に続く20勝の侍、ピケでしたが、15戦日本グランプリ、16戦オーストラリアGPで二連勝を上げ、90年の終盤シーズンを大いに盛り上げました。

Youtubeへのリンク アデレード市街地コースにて、宿敵マンセルの猛追を思い切りのいいブロックで抑えるピケ

因縁のライバルとはいえ、ベテランドライバー同士ならではのクリーンなバトルは大変見ごたえがありました。

また、鈴鹿のグリッドからの(負傷療養中の)ナニーニへの呼びかけや、愛弟子でもあるピンチヒッターのロベルト・モレノとのワンツーフィニッシュなど、印象的なシーンの多い、ベネトン・ピケでした。




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1/24 ベネトン・フォードB190製作中 その3

今年の3月16日から17日にかけて、橿原のギャラリー『AtoA』にて開催される『奈良模型愛好会 春展』に向けて製作中の、ハセガワ1/24 ベネトン・フォードB190が進行中です。

本日までに、シャシーが完成しましたのでご紹介します。

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まずは、フォードのワークスエンジン『HBユニット』(←設計開発はコスワースが担当)単体でのアップです。キット説明書では、エンジン本体はもちろん、ギアボックスまで全てつや消し黒で塗装するように指定されてましたが、実車写真を参考に、イメージに近い色を選んで塗りました。 エキマニは若干焼けたイメージを出すために、曲がりの部分にクリアーカラーで着色しています。 (プラグコートは取り回しがよくわからなかったので省略しました)

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シートベルトは、モデルファクトリーヒロのものを使用しています(1/24では若干太いか?) キットにデカールでもついていれば、銘柄が確認できたのですが、今回は現存車両にあわせてウィランズの赤のフルバックルを装備しています。(ベネトン自体はイタリアのチームなので、サベルトの可能性もありですね)

室内にもカーボンフィニッシュを貼っていますが、貼ってからのつや消しコーティングは難しいので、先にコーティングしたカーボンフィニッシュをあとから貼っています。 サイドポンツーン内部には、カーボンケプラーフィニッシュを使用しました。

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エンジンを搭載し、足回りを組み込んでめでたくシャシーが完成しました。キットのカウルのフィッティングはいまひとつなので、基本的にカウルを開けた状態での展示を行おうと思っています。

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あとはタイヤとホイールを取り付け、ノーズの仕上げを行えば完成です。塗装も含めてかなり手間のかかった作品になりましたが、今週中旬には完成をお見せすることができそうです。



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ちなみにこちら1/24F-1モデルとしては前回製作分となる、ティレル019。あれから4年が経って、塗装、内部表現ともに少しは成長した気がします。

なお、ベネトンB190とティレル019は、どちらも1990年の第3戦サンマリノグランプリでデビューしているという点で共通で、デビュー戦で双方ともに一台ずつがスクラップになっている(決勝スタート直後に中嶋のティレルがタンブレロ出口で真っ二つになりました)という点でも共通です。

YouTubeへのリンク 動画は予選中にチェザリスにぶつけられるナニーニ

第5戦カナダでは、アレジの乗るティレル019が、コースアウトしたまま無人で放置されていたナニーニのベネトンB190を粉々に押しつぶす事故も発生。 何かと縁のある2台という気がします。

YouTubeへのリンク カナダGPでの珍事

将来を期待されていたナニーニですが、日本グランプリ直前にヘリコプターの墜落事故に遭い、F-1でのキャリアを終えました。 



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1/24 ベネトン・フォードB190製作中 その2

奈良模型愛好会の春展に向けて製作中のベネトン・フォードは、毎日少しずつ進行中です。

今回は、実車でカーボン地になっている部分の処理をご紹介します。

模型でのカーボン表現には、網目を使用してマスキングして行う塗装やカーボンデカールを貼り付ける方法などがありますが、今回はこれまでのGTカー製作で比較的慣れている、ハセガワのカーボンフィニッシュを使用しています。

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カーボンフィニッシュは伸びの良いメタル製のシールですので、デカールと違って一発勝負になるのが難しいところですが、立体感のある質感が気に入っています。

ちなみに、フロントウイングのグッドイヤーのロゴが貼ってあるサブフラップは、その後、じっくり実車写真を見たところ、アルミ製か?塗装仕上げのカーボン製だったようで、はやくもリサーチミスを発見する結果となってしまいました(苦笑)

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リアウイングの様子。エンドプレートのブルーの部分は、カーボンフィニッシュの上から塗装しています。ハセガワの説明では、カーボンフィニッシュの上からのコーティングは不可能となっていますが、私の経験上、乾燥の早いシンナーで最初に砂吹きを行っておけば問題ないようです。

実車の写真を見ると、この時代のドライカーボンのパーツは艶がないようですので、カーボン表現を施した部分が、全てガイアノーツのつや消しクリアーでコーティングしました。

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エンジンはまだまだ組立途上ですが、インテークはたいへん目立つ部分ですので、この部分にもカーボンフィニッシュを貼り付けました。このような3次元形状のパーツには、カーボンフィニッシュの伸びの良さが有難いです。




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1/24 ベネトン・フォードB190製作中 その1

奈良模型愛好会の春展に向けて、久しぶりのF-1モデルとなる、ベネトンB190を製作しています。

キットはハセガワの1/24のもので、古い製品のためデカールが劣化しているので、シュンコーモデルズのデカールを代用しています。

ベネトンB190は、1990年のF-1世界選手権を争ったマシンで、シャシーはチームに加入したばかりのジョン・バーナードによる設計、エンジンは当時DFRエンジンを供給していたコスワースが新規開発したHBユニットを搭載し、ネルソン・ピケ、アレッサンドロ・ナニーニの二人のスタードライバーを起用して1990年シーズンを盛り上げ、ピケが15戦日本、16戦オーストラリアで2連勝を飾って往年のスピードを見せつけるなど、印象的な活躍を残しました。

ベネトンを製作するにあたって、最もネックになるのは、その鮮やかなボディの塗り分けです。 

ベネトンチームには翌年、キャメルのスポンサーが入ってイエローメインのカラーとなり、その後、マイルドセブンのスポンサードでブルーがメインのマシンとなりましたが、ベネトン以外の大手スポンサーがついていないこの時代こそ、最もベネトンらしいイメージと言えるでしょう。

このカラーリングは、個人的には大変好みではあるのですが、それぞれ発色が異なる4色のカラーの塗り分けを美しく仕上げるには、それなりに段取りをしっかり組む必要がありました。

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以下、各工程を順番にご紹介します。


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ボディの成型色はグリーンです。塗装なしで組み立てる分には、最も実車に近いイメージに仕上がるのでありがたいのですが、色のついたプラは、クリアーコートの段階で染料が染み出してくる可能性があるので注意が必要です。

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染料の染み出し防止のために、まず行うのはシルバー塗装です。ガイアノーツのサーフェーサーエヴォシルバーを使用しました。

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続いて、透け防止およびシャシー未塗装部分の塗装も兼ねて、つや消しブラックを吹きます(サーフェーサーエヴォブラックを使用)

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続いて、順番に発色を明るくしていきます。サーフェーサーエヴォグレーを塗装しました。

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続いて、フィニッシャーズのファンデーションホワイトを塗装。ここまでやって、ようやく下地が完了です。

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本塗装は明るい色から順に暗い色へと塗り重ねます。今回の塗装で最も明るく、隠ぺい力が薄いのがイエローですが、これもそのまま吹いたのでは発色が良くないので、まずフィニッシャーズのファンデーションクリームを吹きました。(下地塗装は厚吹きするとマスキングをはがした際に塗膜の断層が目立つので、できる限り薄めに吹きます)

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続いて、本塗装のピュアイエローを塗装(以下、下地および本塗装はすべてフィニッシャーズカラーを使用)

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次はレッドを吹きます。イエロー部分をマスキングして、ファンデーションピンクで下地を整えます。

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本塗装はピュアレッドです。リッチレッドとブライトレッドの中間的な明るさで、フェラーリの塗装にも使えそうです。

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レッド部分をマスキングして、次はブルー塗装。下地はファンデーションブルーです。画像には写っていまんが、ノーズコーンも黒→灰→白→ファンデーションブルーという順番で進めています。この後のノーズの塗装工程は、以下のボディと同じです。

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ベネトンのブルーはピュアブルーとファンデーションブルーを混ぜて調色しました。

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ブルーはグリーンの下地になるので、最後にブリリアントグリーン(どっかで聞いたような?)を吹いて、塗り分け完了です。

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マスキングを剥がすと、美しく塗り分けられたボディが出てきて感動です。しかし、これだけ吹き重ねると、塗膜の段差はどうしても目立ってしまいますので、一度クリアーを吹いてから段差の部分を1000番程度のサンドペーパーで慣らし、クリアーを吹いてまた慣らしといった作業を3回ほど繰り返して、なんとか段差がわからないレベルになりました。

この作業はデカールを貼ったあとのクリアーコーティング後にも行い、デカールの段差を消しました。

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以前製作した、モデラーズの1/24ティレル019と並べると、懐かしの1990年が鮮やかに蘇ります。

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ちなみに現在はデカール貼りも終わり、このような状態で作業を進めています。毎晩一工程ずつ作業を進めているので、来週末にはなんとか完成に持ち込みたいと思います。




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プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

このところ、無記名のコメント(名無し、通りすがり)などが増えております。HN記載のない投稿は全て削除しますので、ご注意ください

インターネット上とはいえ、人間同士の交流の場としてコメント欄を公開しておりますので、マナーをお守りいただき、フェアなお付き合いをよろしくお願いいたします。

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