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『奈良模型愛好会 展示会2019』レポート その14

本日は、再び『奈良模型愛好会 展示会2019』のレポートをご紹介します。

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今回ご紹介するのも、戦車オヤジさんによるドイツ軍AFVです。このご作品は、、4号戦車E,F,G型のシャーシに15cm43式突撃榴弾砲を搭載した突撃戦車『4号突撃戦車 ブルムベア 初期型』で、トライスターモデルの1/35キットをベースに製作されています。シュルツェンの薄さやヒンジの造形が非常に実感的で、実車の重量感が伝わって参りました。

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続いては、『3号戦車G型』で、ドラゴンのキットの製作品です。マーキングは1941年の北アフリカ戦線の仕様で、前面に垂れ下がるように取り付けられた、予備の履帯が印象的です。『3号戦車』は、サイズとスタイリングのバランスが良く、私も好きな車両でして、過去にはクレオスの1/35スケールのJ型を製作したことがあります。

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こちらは、1/35の『38(t)ゲパルト対空自走砲』です。『ゲパルト』といえば、西ドイツが1970年代に配備した車両をイメージしがちですが、これは単装型の2 cm Flak 38を搭載した第二次世界大戦中の対空戦車です。キットはドラゴンのもので、自走砲専用車台と上面に搭載された戦闘室の絶妙なバランスが見所でした。

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この戦車は、1/35スケールのトランペッターモデルキット『KV-1 重戦車改』を製作されたものです。『KV-1』と言えば、ソ連軍の重戦車ですが、このご作品はなんと、ドイツ軍から鹵獲された車両を再現しています。どことなく違和感のあるドイツ軍迷彩が施されているのみならず、砲や防盾、キューポラ等は独軍仕様に換装されており、オリジナルとは異なるフォルムが特徴です。

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こちらは、AFVとしてはもちろん、カーモデルとしても映えそうな1台で、1/48スケールの『BMW 327』です。第26戦闘航空団司令官のヨーゼフ・プリラー少佐の愛車として有名で、傍らにはプリラー少佐の姿も見ることができます。ニス塗りの木製台座の効果もあって、高級感のある作風が印象的でした。

次回は、再び過去作アーカイブをご紹介します。


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『奈良模型愛好会 展示会2019』レポート その13

本日も、奈良模型愛好会の昨年秋の展示会の様子をご紹介します。

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前回に引き続き、今回も戦車オヤジさんのドイツ軍AVF作品をご紹介します。まずはアランホビーの1/35『2号 sIG33 15センチ自走砲 バイソン Ⅱ』です。実車は火力支援用に12両のみが製造された自走砲で、15cm重歩兵砲s.IG33を車両に搭載し、北アフリカ戦線で活躍しました。なかなか完成品を見る機会が少ない珍しい車両で、ドイツ車両らしい堅牢なイメージが魅力的なご作品でした。

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続いては、1/35『3号戦車M型』です。GSIクレオスのキットで、M/N型とIII号火焔放射戦車を作り分けられるキットのようで、外装式補助装甲板のシュルツェンが装備された状態を製作されていました。防水弁付きの新型マフラーが印象的な車両で、マーキングは、1943年のクルクスSS第3戦車師団の『トーテンコップフ』が再現されています。

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こちらはドラゴンのスマートキットで、1/35『2号戦車 C型 増加装甲型』です。スライド金型多様を多用し、インテリアやエンジンまでが再現された魅力的なキットで、マーキングは1941年にリビアで活躍した車両が再現されています。履帯は、ランナーから切り出す必要のないマジックトラックによるもので、実車の機能美が遺憾なく表現されていました。

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続いても北アフリカ戦線の車両で、ブロンコモデルの1/35『ディアナ 5t ハーフトラック 7.62cm(r) 対戦車自走砲』です。ドイツ軍の「5t ハーフトラック」の荷台に、ソ連軍より鹵獲した『76.2mm野砲 M1936』を搭載した戦闘車両で、『88mm高射砲』に次ぐ対戦車砲として重宝されました。興味深い成り立ちを持つ兵器だけに、精巧な立体物として見ることができて幸運でした。

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こちらは1/35スケールの自走砲『ナースホルン初期型』です。第二次世界大戦期のドイツ軍自走砲で、キットはドラゴンのものです。自走砲の魅力と言えば、オープントップに収められた対戦車砲ですが、細部まで丁寧に仕上げられ、メカニカルな機能感にあふれていました。小型の転輪が無数に取り付けられた様子を見ると製作の苦労が偲ばれますが、一切バランスを欠くことがない一体感からは、ベテランモデラーの余裕が感じられます。

次回は、過去作アーカイブをご紹介します。


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『奈良模型愛好会 展示会2019』レポート その12

月末にかけては、艦船模型スペシャル次号の作例製作と連載記事の作例に追われていることから、しばらくは『奈良模型愛好会 展示会2019』のレポートと『過去作アーカイブ』を中心に進めて参ります。

展示会のレポートは今年7月以来久しぶりとなりますが、今回は12回目のご紹介になります。

(前回11回目はこちら→ https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1648.html

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今回からは、AFVモデルの作品群をご紹介します。まずは、奈良模型愛好会の秋展において、いつも大量の作品を出展していただいている戦車オヤジさんのご作品からです。第一弾のこちらは、1/35『ヤークトティーガー初期型』で、タミヤキットを製作されたものです。

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続いても1/35スケールのドイツ戦車で、こちらはドラゴンのキットベースとなる、ヘンシェル砲塔の『キングタイガー』です。キングタイガーは人気機種とあって、さまざまなメーカーが1/35キットを発売しており、メーカーごとの表現やディテール、プロポーションの違いを見比べる楽しみがあります。

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こちらもドラゴンキットベースの『キングタイガー』ですが、今しがたご紹介したヘンシェル砲塔ではなく、ポルシェ砲塔が搭載された仕様になります。マーキングは1944年ノルマンディーの第503重戦車大隊の114号車が再現されており、装甲部のツィンメリットコーティングにも綺麗に馴染んでいました。

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続いても1/35ドイツ戦車で、『パンサーG型』の初期型になります。キットはタミヤ製で、1944年6月、ノルマンディーの武装親衛隊第12戦車師団第12戦車連帯所属の135号車を再現しています。タミヤキットのツィンメリットコーティングはエデュアルドのエッチングを貼り付けて表現するようになっており、モールド表現のドラゴンキットと見比べる楽しみがありました。

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こちらは、北アフリカ戦線で活躍したロンメルが愛用した車両で、ドラゴンの1/35『Sd.Kfz.250/3 グライフ』です。砂埃を浴びつつも、整備が行き届いているイメージで丁寧に仕上げられた車両本体はもちろん、傍らにたたずむロンメル将軍と幕僚との会話を想像する楽しみもある、ドラマチックな作風が印象的でした。

次回も引き続き、戦車オヤジさんのドイツ軍AFVをご紹介します。


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『奈良模型愛好会 展示会2019』レポート その11

『奈良模型愛好会 展示会2019』のレポートは11回目になります。

今回は艦船模型群のご紹介の最終回となります。

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今回ご紹介する艦船模型は、全て私の作品です。まずは、1/700海上自衛隊護衛艦『DDH-184 かが https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1716.html 』で、イカロス出版『いずも型護衛艦 モデリングガイド』の作例として製作したものです。ハセガワから限定発売のフルハルキットをベースに、ハセガワ純正のディテールアップエッチングパーツを組み込んだほか、パッドアイの開口に加えて、飛行甲板の塗色に明暗4色を使い分けるなど、間延びを防ぐ処置を施しました。

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続いては、1/350の戦艦『大和』です。この作品は、(私がまだ20代のアマチュアモデラーだった)2006年に製作した作品で、リニューアル前のキットをベースに、複数のディテールアップパーツを組み込んで仕上げたものです。当時、個人ホームページの連載企画として製作記を掲載し、掲示板上で多くのモデラーの皆さまと情報交換をさせていただきました。

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この大和、当時としてはかなり気合を入れて製作した意欲作だったのですが、現在の目で改めて見ると、残念ながら大味な部分や作業の雑さが少々目立ってしまいます。キットやパーツの精度の差はもちろんなのですが、なにより自分自身の工作精度や塗装技術などが、まだまだ未熟だったことを実感させられます。

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そして、こちらの1/350戦艦『大和 https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-1648.html 』は、上記のフルハル作品のちょうど12年後の2019年に、艦船模型スペシャルの表紙&巻頭作例として製作したものです。今回は、1/350の戦艦『大和』を2隻並べて出展するという、珍しい展示となりました。

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こうして2隻の大和を見比べると、「干支が一周する間に、ずいぶん作風が変わったな」と実感させられます。タミヤのキットは2011年にリニューアルされ、装備品のパーツなども、より精密なものが出そろいました。

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作風で特に大きく変わった点は、ミュージアムモデル仕立てのフルハル作品から、海面ベースの追加&フィギュア配置のジオラマ仕立てに変化したことです。

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ちょうどフィギュアの話題が出ましたので、次回は艦船模型のジオラマ製作に役立つ、1/700スケールの3Dプリントフィギュアの新製品についてご紹介いたします。


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『奈良模型愛好会 展示会2019』レポート その10

『奈良模型愛好会 展示会2019』のレポートは10回目になります。

今回は艦船模型群の中から、客船や貨物船などの商船模型作品をご紹介します。

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今回ご紹介する作品群は、全て私が製作したもので、まずは、1/700日本郵船『讃岐丸 https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-151.html 』です。キットはフジミから発売されている陸軍特設輸送船を使用し、装備品の兵装の撤去と塗色の変更にて、戦前の貨物船の状態に戻しました。展示会当日は、お客さまの中に商船製作がお好きな方がいて声をかけていただき、徴用船から商船への逆改造ネタなどで大いに盛り上がりました。

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続いては、同じく徴用船からの逆改造で商船時代を再現した、1/700岡崎汽船『日豊丸 https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-158.html 』です。キットは(前年の静岡ホビーショーで入手した)フェアリー企画のレジンキットで、同メーカーの特徴でもある3分割の船体をひとつに纏めるのに苦労しました。キットも船もマニアックなので「誰も分からないんじゃないか?」と思っていたのですが、展示会では意外にも食いついてくださる方が複数おり、難キットを丁寧に製作した甲斐がありました。

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ここからは、以前にモデルアート社から発売されていた「日本の客船」シリーズのレジンキットで、内航用の小さな客船を3隻、ご紹介します。まずは、1/700関西汽船『くれない丸』で、実船は別府航路で活躍したのち、現在では横浜港の観光船『ロイヤルウイング』として現役を続けています。キットはフォーサイトによる設計で、各パーツの精密感はもちろん、合いの良さも完璧だったため、手すりと張り線を追加するだけで充分に見ごたえのある仕上がりになりました。

(展示会当日は、関西汽船の元従業員の方から、当時の思い出を聞かせていただく機会にも恵まれました)

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こちらは、同シリーズの1/700大阪商船『に志き丸』です。個人的には、今回ご紹介している3隻のシリーズの中でも、最もデザインバランスが好みの1隻で、実船は戦前に瀬戸内海航路にて活躍ののち、潜水学校に徴用されて標的&宿舎として使用されました。戦後は再び瀬戸内海航路に復帰し、昭和46年に退役するまで、非常に長く活躍した名船です。キットは『くれない丸』と同様に、組みやすさと精密感を併せ持った良作で、複雑な塗り分けも楽しく作業することができました。

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さいごは、1/700東海汽船『橘丸』です。昭和10年の竣工当時、先進的な流線型を積極的に採り入れた美しい船容で知られ、「大島航路→海軍病院船→空襲にて座礁横転→浮揚修理→揚子江での運用→大島航路復帰→お伊勢参り用チャーター船→陸軍輸送船→陸軍病院船→米軍に拿捕→終戦後返還→復員船として使用→大島航路再復帰→納涼船(映画『ゴジラ』出演)→国際ロータリー大会参加者輸送→三宅島噴火における避難民輸送→神津島および式根島航路にて運用」という目まぐるしくもドラマチックな運命を辿った歴史的な船です。

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この3隻が完成したことで、モデルアート「日本の客船」シリーズを無事にコンプリートさせることができました。製作時期は、最初に完成した『くれない丸』が2012年で、次の『に志き丸』が2013年、最後の『橘丸』が2019年ということで、足掛け7年をかけた挑戦になりましたが、いずれ劣らぬ名船を並べて出展することができ、意義深い展示となりました。


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プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

このところ、無記名のコメント(名無し、通りすがり)などが増えております。HN記載のない投稿は全て削除しますので、ご注意ください

インターネット上とはいえ、人間同士の交流の場としてコメント欄を公開しておりますので、マナーをお守りいただき、フェアなお付き合いをよろしくお願いいたします。

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