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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その26

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

今回は、甲板上の小物と艦載艇の取り付けの様子をご紹介します。

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まずは各部のハッチや天窓――、ロッカーや弾薬箱などですが、これらは一旦ランナーから切り出したのち、表面および側面のモールドを全て削り落としてからエッチングに切り替える必要がありましたので、製作には少々時間がかかりました。使用したのは全てKAモデルのパーツで、ヒンジや留め具のメリハリが程よいレベルに抑えられ、1/200のイメージにあったものに仕上がりました。

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塗装後の様子。写真左上から2列目に並んでいる円柱状のパーツはボラードで、その右側はフェアリーダーです。

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これらのパーツは非常に数が多いこともあって、ひとつひとつランナーから切り出してゲート処理を行いつつ、塗装して仕上げるのは面倒で手間がかかるのですが、(取り付けを進めるにつれて、徐々に艦船の機能感が高まっていくこともあって)個人的には好きな作業のひとつでもあります。

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これは、対空砲のブルワークとスポンソン、鉄甲板の一部です。写真左下の丸型のスポンソンは、本来は対空砲を取り付けるためのものですが、1941年時の『BB-39 アリゾナ』には何も装備されていないため、空きスポンソンとして使用します。

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ブルワークとスポンソンを取り付ける段階で、後部艦橋も固定を完了しました。C砲塔より後ろの艦尾甲板は、シェルター甲板から2層分降りた構成となっており、垂直に切り立った外壁と高い砲座が模型映えを演出してくれます。

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ハッチやロッカー、弾薬箱などの取り付けを完了したら、次は艦載艇の取り付けです。艦載艇用の架台(ボートクラッチ)は、事前にKAモデルパーツをフルエッチングで組んだものを用意していましたが、ここでようやく仮合わせの工程が巡って参りました。

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このパーツは、取り付けに不具合があるという情報を事前に掴んでいたので警戒していたのですが、実際に仮合わせしてみると、丸印の部分は天窓に干渉し、緑の丸の部分は床面の高さの違いに対応できていないなど、多くの問題がありました。

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そこで、天窓に干渉する部分は切り欠き、床面の高さが合わない部分は、脚の長さを切り詰めるなどで調整を行いました。それらの調整が済んだ時点で、艦載艇の固定を行い、KAモデルのパーツで固縛バンドを再現しています。

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煙突直後の艦載艇甲板は、内火ランチが最大で3段積みになることもあって、非常に見ごたえのある雰囲気に仕上がりました。このあと、左右両舷の大型クレーンの取り付けも控えてますので、機能美の演出に向けての期待感がいっそう高まります。

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左舷からの全景。艦載艇の取り付け前は、後部艦橋周りが少々間延びして見えていたのですが、ディテールも充実して一気に見応えのある雰囲気となりました。

今後は甲板上の吸排気筒や階段室、クレーン&対空砲の取り付けやカタパルトの装備、主砲塔の搭載、砲座や錨鎖甲板のディテールアップなどをご紹介して参りますので、来週の製作記も是非ご覧ください。

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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その25

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

今回は、木製甲板シートの貼り付けと、シェルター甲板の組み立てとディテールアップの様子をご紹介します。

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この写真は、KAモデルのスーパーディテールアップセットに付属の木製甲板シートです。当初は、今回のアリゾナにはこの木製甲板シートを使用する予定だったのですが、このシートには重大な欠陥があることに気付き、急遽、使用パーツの差し替えを行いました。

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その欠陥はなにか? と言いますと、シェルター甲板周りの処理の問題です。本来なら、最上甲板にはシェルター甲板内壁を避ける切り欠きが必要なはずなのに、KAモデルの木製甲板シートでは、何故か!? この切り欠きがそっくりそのまま省略されてしまっているのです。

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この問題を解決するには、別メーカーのシートを導入するか? 慎重に切り抜くしかないのですが、内壁に合わせて切る方法だと、ケースメイトの外壁を木製甲板シートの上に載せる形となって高さに狂いが生じ、シェルター甲板後端部の壁面と合わなくなってしまう可能性があったので、結局、(シェルター甲板外壁に合わせてカットされた)ウッドハンター製のシートを新規に導入することにしました。

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ウッドハンターの甲板は、シェルター甲板の切り欠きもちゃんと表現されており、(KAモデル版で、きちんとカットされていなかった)錨鎖導板の切り込みも順調に処理できました。

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なお、ウッドハンターの木製甲板シートは、発注した時期が新型コロナウイルス感染拡大の時期と重なったため、到着までおよそ2カ月を要しました。(これ以上遅れると納期に影響がでる可能性があったので、少々肝を冷やしました) シートには裏面に糊が付いていますが、それだけでは温度湿度などの変化で剥がれに繋がりますので、全面的に接着剤を塗布したうえで貼り付けを行っています。

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これで、ようやくシェルター甲板のとケースメイト外壁の組み立てを開始できます。これは、左右のケースメイト外壁の主要部分で、かなりメリハリの効いたモールドが表現されています。

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今回は、この外壁部の水密扉と砲扉をエッチングパーツでディテールアップしました。水密扉は、KAモデルのパーツが実感的だったのですが、砲扉は全く違う形状のものを取り付けるように指示されていたので、エデュアルドのパーツで補填しました。

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これは塗装後の様子。壁面に取り付けられたホースは、KAモデルの印刷済みのエッチングを使う方法もあったのですが、それだけだと奥行き部分が無彩色になってしまうので、モールド全体を塗装することで立体感を演出しました。

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ケースメイト外壁部を接着し、副砲を仕込んでシェルター甲板を載せた様子。ここもネジ止め固定ができれば嬉しい箇所だったのですが、そのような設計はなされていなかったので、エポキシ接着剤と流し込みセメントを併用し、クランプで圧着しました。

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光の加減で、船体舷側の外板継ぎ目が少々見えづらくなっていますが、(船体上下の合わせ目をきっちり処理した甲斐あって)船底部側面からバルジにかけての曲面も美しい仕上がりです。

次回は艦載艇の取り付けと、甲板上の小物類の取り付けをご紹介します。


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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その24

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

今回は、船体の外舷塗装までをご紹介します。

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前回までに、船体上下の合わせ目の処理が完了しました。色々と苦労はありましたが、これでようやく、船体のディテールアップを開始できます。

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舷側には外板継ぎ目のモールドがないため、今回は塗膜の段差による表現を施しました。方法は1/200戦艦『ビスマルク』のときと同様で、マスキングテープを均等な幅に貼り、サーフェーサーを全体に重ね吹いて乾燥させ、テープを剥がした部分の段差を利用します。

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艦首付近の様子。ラムの部分は正面から見て、継ぎ目が左右対称になるよう注意し、吃水線上は階層に合わせたラインを構築しました。舷側は装甲板などのモールドがなかなかしっかりしているので、ここにはあまり塗膜を厚盛りしないように気を付けました。

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艦尾は、スクリューブラケットを避けるように処理しています。この段階で、ブラケットやシャフト、舵などの取り付けも済ませました。

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エッチングによるディテールアップは、船体中央付近に集中しています。写真内の黄色の丸印は、バルジ上のハッチで、緑色の部分は、ピンポイントに配置されたジャッキステーです。写真には写っていませんが、船体後部の側面にはモンキーラッタルも取り付けました。

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それらの処理が終わったら外舷塗装に移りますが、(度重なるサフの塗り重ねによって)舷側には塗料の飛沫が付着して、地肌が荒れていましたので、本塗装前にもういちど、バフレックスで全面的に研磨を行いました。この写真は、外舷塗装が完了した様子で、(キットのままでは船体内部に収まらない)主錨も、シャンクを小加工することで正しい位置に取り付けを完了しています。

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船体中央部の様子。お客さまから提供いただいた資料によると、ケースメイト内は明るいグレー塗装が施されていたようですので、今回はその塗り分けも再現しました。

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艦尾の様子。艦首と艦尾のデッキは、一部が別パーツ化されていることで合わせ目が目立つ構成ですが、この問題は木製甲板を使用することで解決できました。

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外舷塗装を終えた、1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』全景。

まだ木製甲板を取り付けていないこともあって、外舷色が少々暗すぎるような印象もありますが、真珠湾で浮揚された直後の『BB-36 ネバダ』のカラー映像を見る限りでは、塗色のトーンはこれで間違いなさそうです。

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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その23

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

今後はしばらく、船体の製作の様子をご紹介して参ります。

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前回までに、巨大な船体の上下の接着が完了しましたが、船体の製作はここからが本番となります。ご覧のように非常に目立つパーティングラインと接着面を見えなくしていく処理はひたすら地味な作業の連続になるのですが、モデラーとしての基本的な腕の差が大きく出るところでもありますので、慎重に仕上げていきました。

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下地塗装と船体表面の状況確認のために、まずは全体に黒サーフェイサーを塗布しました。なお、トランペッターモデルのキットには、離型材の脂分が大量に付着していて、そのままでは塗装できないので、事前に綿密な脱脂を行っています。

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艦首付近を右舷側から見た様子。見ての通り、船体の上下の接着部の合わせ目が非常に目立ちます。

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こちらは船体中央部。船体下部のパーツにはヒケも多く、この写真に収まる部分だけでも、目立つヒケが5カ所も確認されました。もちろん、右舷だけでなく左舷側も同様でしたので、合わせ目とヒケの処理は並行して行うことにしました。

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合わせ目とヒケの双方をカバーするため、船体上下の境界付近に、ポリパテを幅20mm程度の帯状に盛り付けました。普段、私は合わせ目の処理には瞬着パテを使用することが多く、ポリパテは滅多に使用しないのですが、今回ばかりは合わせ目の段差やヒケの加減が瞬着パテでは補いきれなかったので、(自作のヘラで)1mmほどの厚みに豪快に盛りつけました。

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パテが硬化したら、今後はひたすらド根性で削り込みます。サンドペーパーは、板張りのものも含めて、まずは220番で粗削りを行い、続いて320番→400番→800番という順番で処理しました。写真は、およそ合わせ目の段付きが解消し、船底部のパーティングラインが消えるまで削り込んだ様子です。(外周部の総延長が2メートル程もあるので、区画ごとに区切って慎重に処理しました)

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最終仕上げで800番までペーパーをかけたといっても、再びサフを吹くと、消え切っていない粗目のペーパー傷が再び浮かび上がるので、今度は傷が残った部分を中心に、400番以上のペーパーで順番に再処理を行いました。

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ここでは、400番→1000番→1500番という順番に仕上げていきます。塗膜の厚さを意識しつつ、最終の1500番をかけた段階でサフが落ち、プラ地とパテ地が出てくるように神経を集中しながら進め、ようやく段差を完全に処理することができました。

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再び、合わせ目にサフを吹いた様子。合わせ目もかなり目立たなくなってきましたが、プラとパテの素材感の違いがあるため、どうしても下地が見えてきてしまいます。そこで今回は、最後にもうひと手間をかけることにしました。

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これが最終処理として、バフレックスによる研磨を終えた様子です。カーモデルの中研ぎや、デカールの段差落としに愛用しているツールですが、粒子が均一化していることで塗膜の地肌のキメを一定に整えることができるので、広い面積において、素材感の違いを消したいときにもたいへん役立ちます。

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写真上側の処理前と比べると、差は一目瞭然です。今回の1/200戦艦『BB-36 アリゾナ』の船体の下地処理は、この記事だけを見ると簡単そうに見えるかもしれませんが、実際には多少の試行錯誤もあり、丸4日ほどかかってしまいました。

とはいえ、船体上下の一体化は、『アリゾナ』をご依頼いただいたときから最も懸念していた事柄でしたので、無事に解決することができて安心しました。

次回は、船体舷側の外板継ぎ目のモールド追加や、船体の塗装についてご紹介します。


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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その22

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今週からは、(工程順序の関係でご紹介が後回しになっていた)船体や甲板の製作をご紹介します。

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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』の船体&甲板などの主要パーツ全景。『ペンシルバニア級戦艦』は、『ニューヨーク級』、『ネバダ級』に続いて、アメリカ海軍が3代目に就役させた超弩級戦艦のクラスとなります。『ビスマルク https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-24.html 』と比較すると、多少小ぶりな船体ではありますが、1/200ともなるとかなりのスケール感となり、全長に対して全幅の大きい船体形状はとても迫力があります。

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船体は、(この縮尺のキットとしては少々無理のある)上下分割構成となっています。この画像は船底パーツの艦首付近を写したものですが、パーティングラインが非常に目立つほか、(金型の仕上げの甘さか?)表面には小傷が全面的に入り、修正にはかなりの手間を要しました。

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とにもかくにも、製作は、展示台用の穴あけと作業用の台座の取り付けから開始します。この台座は、ふだんは1/350の大型艦用に使用している物ですが、1/200の戦艦ともなると(船体の全幅を大きく割っており)想像以上に小さく見えてしまいます。

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船底パーツの上から見ると、このような具合です。スタンドにはM5のボルト&ナットを使用しており、強度的には問題はないのですが、これも思った以上に細く見えてしまい、改めて1/200超弩級戦艦の量感を実感させられました。

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上下分割の船体は、前後2本ずつ、計4本のボルトで強固に固定することができます。同じトランペッターモデルの大型艦船キットでも、『アドミラル・クズネツォフ https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-28.html 』や、『CVN-68 ニミッツ https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-131.html 』のような、接着剤のみでの固定方法よりは幾らか進んだ設計ですが、(長大な船体だけに)中央付近にも2カ所ほど、ネジ止め箇所があれば助かるところです。

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接着剤は、流し込みタイプのセメントを太めの筆で外側から豪快に流し込みました。固定用のネジを仮止めした状態でセメントを流し、半渇きのタイミングを狙ってネジを締め込めば、溶けたプラ同士を上手く溶着させることができます。

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固定用のネジがない船体中央部は、クランプで左右から圧着しました。この状態で、接着剤と溶けたプラを2日ほどかけてきっちりと固着させます。

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その後、艦首と艦尾の甲板パーツを接着し、基本的な組み立ては完了です。次回は、船体上下の合わせ目の処理をご紹介します。


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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その21

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本日は、前部艦橋製作の第4回目ということで、各層を塗装して積み上げていく工程をご紹介します。

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後部艦橋と同様に、前部艦橋も(発色の重さを重視し)下地を黒から立ち上げました。最終的に白塗装となる羅針艦橋周りも黒立ち上げとし、(いつものように明度の異なるグレーを段階的に重ねる方法で)重みのある白を発色させています。

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甲板への組み込みの様子。接着は、まず煙突から最初に行い、続いて3分割された基部を取り付けます。

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続いて、司令塔のあるフロアを取り付けます。前回記事では、この層の右舷側をご紹介しましたが、左舷側には(シェルター甲板から司令塔に続く)ラッタルと踊り場があり、右舷側とは若干、構成が異なります。

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もう一層、上のフロアを取り付けた様子。司令塔の直後には探照灯の取り付けが必要ですが、先に取り付けるとクリアーコーティングの際にレンズを曇らせてしまう可能性があるので、この段階での接着は見送りました。(このフロアは、後部のラッタルが煙突の外部通路に繋がります)

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第二艦橋を重ねた様子。各フロアの取り付けに応じて、アンテナや羅針儀などの小物も順番に接着していきました。

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測距儀と管制装置を取り付ける最上層を取り付け、基部の組み上げは完了となります。管制装置の取り付けスポンソンの下には、2本の支柱が備わりますので、接着の際には(仮組を何度も行い)下層部の差し込み穴の位置に注意しつつ、きっちりと垂直を出すように心がけました。

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最後に三脚マストと羅針艦橋を取り付け、基本部分は完成です。ここまで来ると、アメリカ戦艦らしい構造美がはっきりと見えてきて、俄然気持ちも盛り上がって参ります。

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後部艦橋と同様に、前部の三脚マストも、ラッタルや踊り場は個別に塗り分けを行い、組み上げ後に取り付けました。指数版の右下に写っている銀色の物体は、アルミ挽物パーツに切り替えた号鐘です。

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その後、先に製作を済ませていた管制装置と測距儀、機銃なども取り付けました。トラス状の信号ヤードや、三脚マスト&煙突との一体感が絶妙なリアビューです。

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組み立てやディテールアップパーツの取り付け――、更にはマスト支柱の垂直&フロアの水平出しなどに色々と苦労することも多かった前部艦橋ですが、その甲斐あって非常に魅力的な仕上がりとなりました。まだ収納状態の信号旗やホース、空中線支柱などの取り付けが終わっていませんが、それらの工程はまた後程ご紹介します。

来週にかけては最後の大物(?)、船体や甲板の製作をメインにご紹介して参りますので、ぜひご覧ください。


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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その20

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

本日は、前部艦橋製作の第3回目となります。

20052101.jpg
前回までに艦橋構造物の基部については製作を完了しましたので、今回は三脚マスト上の前部羅針艦橋を製作します。ここは後部艦橋と同様に、表面のモールドを全て削り取り、KAモデルの壁面エッチングパーツを取り付けました。

20052102.jpg
写真左側が右前方からの全景――、そして右側が左後方からの全貌です。前部の羅針艦橋も、前後にほぼ対象の形状をしていますが、艦首側の壁面にはアンテナの取り付け穴がありますので、向きを間違えないように気を付けました。

20052103.jpg
そして、アンテナ本体もエッチングに切り替えます。写真左側は組み立て前の様子で、右側は完成したアンテナを取り付けた様子です。羅針艦橋周りのディテールアップパーツは、ほぼ全てKAモデルのパーツで統一しました。


20052104k.jpg
下面も同様で、後部艦橋と同様に補強板のモールド全てを削り取り、KAモデルのエッチングに切り替えています。

20052105.jpg
続いて、屋上の指揮所の手すりとジャッキステー、信号ヤードの取り付けを行いました。羅針儀は、KAモデルのスーパーディテールアップセットに真鍮挽物パーツが含まれており、シャープな仕上がりが実現できます。

20052106.jpg
ディテールアップを終えた、前部羅針艦橋全景。トラス状の大きな信号ヤードは、この時期のアメリカ海軍戦艦の大きな魅力のひとつです。

20052107.jpg
三脚マストは、後部艦橋と比較すると(構造物の内部に隠れる部分が多いことから)シンプルな構成となっていますが、写真左上のメインの支柱は左右分割となっているので、合わせ目の処理や反りへの注意が求められました。

20052108.jpg
ブローニング機銃の取り付けスポンソンはシンプルな形状ですが、弾薬箱の上面と裏側の三角補強板をKAモデルのエッチングに切り替えています。

20052109.jpg
前回、組み立てを終えた艦橋構造物の上に、三脚マストと羅針艦橋を仮組みした様子。後部艦橋同様、前部の羅針艦橋も傾いたり、捩じれたりする要素が多いので、水平と垂直に歪みが生じないよう、あらゆる方向から確認しつつ仮固定を行いました。

20052110.jpg
管制装置や探照灯などは、塗装後の取り付けを予定しています。また、手すりやラッタルも階層によって塗色が異なることから、塗り分けは個別に行い、後ほど取り付ける方法を採りました。

次回も引き続き、艦橋構造物の製作の様子をご紹介します。


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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その19

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

本日も前回に引き続き、前部艦橋の製作の様子をご紹介します。

20052001.jpg
前回までに、艦橋構造物の基本部分を形にしましたので、今回からはエッチングを使ったディテールアップを進めて参ります。この画像は、艦橋の最下層を船体に仮置きした様子で、船体については(後日、改めて詳細にご紹介しますが)各構造物と並行して作業を進めた結果、基本塗装と甲板張りまでが既に完了しています。

20052002.jpg
艦橋構造物のディテールアップに使用するパーツは主に2種類です。写真上側はエデュアルドのパーツに含まれる、スーパーストラクチャー用のエッチングで、手すりやラッタルには、写真下側のKAモデルのパーツを使用します。

20052003.jpg
艦橋最下層の上に、司令塔のある層を重ねた様子。司令塔の前盾は、エデュアルドのエッチングに上下の合わせ目を隠してくれるパーツが含まれているので、それを使用しました。(ラッタルのエッチングは、後部艦橋製作を先に行った関係で、既に外舷色に着色されています)

20052004.jpg
次の層も、基本的に同じような工程を重ねています。手すりとラッタルも同様にKAモデルのパーツを使用していますが、赤丸印の箇所にはエデュアルドのパーツで垂直ラッタルを追加しました。また、写真では少し確認しづらいですが、後部には斜め後ろ向きに降りるラッタルを2本取り付け、煙突左右の(見張所から伸びる)外部通路と直結する構造を再現しています。

20052005.jpg
続いては第二艦橋のあるフロアですが、キットでは全面の窓枠が省略されていますので、エデュアルドのエッチングで追加しました。これで、前回までにご紹介した各フロアのディテールアップは概ね、完了です。

20052006.jpg
続いては、(前回の工程記事でご紹介から漏れていた)艦橋構造物の最上層の製作に移ります。写真上側は、別パーツ構成となっているブルワークの各パーツを並べたもので、裏側の押し出しピン跡を全て埋めてから取り付けました。写真下側は、床面と一体成型となった見張所で、この部分はモールドを削り取り、エッチングパーツに切り替えます。

20052007.jpg
見張所のエッチングは、KAモデルとエデュアルドの双方に用意されていたのですが、KAモデルのパーツは少しアレンジが効きすぎているというか? マストの差し込み部の径が細いなどの問題がありましたので、比較的キットの形状に近いエデュアルドのパーツを使用しました。艦橋用パーツでは随分苦労させられたエデュアルドパーツですが、スーパーストラクチャー用パーツについては、ほとんど不具合はありませんでした。

20052008.jpg
艦橋構造物の最上層は、管制装置の取り付けスポンソンが左右に大きく張り出していることから、太い支柱で支えられています。キットではこの支柱が左右分割で表現されているため、合わせ目をきっちり処理してから取り付けを行いました。

20052009.jpg
これで、艦橋構造物の基本的なディテールアップは完了しました。塗装後に改めて取り付ける部分もありますが、次回は三脚支柱の差し込みと、羅針艦橋の製作に進みたいと思います。

20052010.jpg
少し低いアングルから見た、艦橋構造物の全景。最上層の前部など、フロアの下側にも手を入れていますので、見上げアングルでの模型映えも期待できそうです。

次回も引き続き、艦橋構造物の製作の様子をご紹介します。


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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その18

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

本日からは、前部艦橋の製作の様子をご紹介します。

20051901.jpg
後部艦橋とは異なり、前部艦橋の基部には複雑かつ立派な構造物が備わりますので、まずは下の層から順番に製作を開始しました。

20051902.jpg
1/200戦艦『ビスマルク https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-24.html 』では、この手の構造物は全て一体成型がなされていましたが、1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』では板パーツを箱組みする構成になっているので、合わせ目をひとつひとつ埋めつつ、丁寧に組み立てていく必要があります。

20051903.jpg
こちらは一層上のフロアで、司令塔が備わる部分になります。パーツ構成が少々複雑であることと、ブルワーク内側に残った押し出しピン跡の処理に苦労しますが、形状や合いは概ね良好でした。

20051904.jpg
構造物を箱組すると同時に、水密扉のモールドをKAモデルのエッチングパーツに切り替えました。このパーツは二枚張りにして奥行を出す構成になっており、ヒンジの向きが決まっているので、間違えないように注意しながら取り付けていきます。

20051905.jpg
信号旗の格納箱にはエデュアルドのエッチングを使用したのですが、このパーツには少々珍しいミスがありました。見ての通り、(垂直に起こす)前後の壁面の高さと、左右の壁面の形状が合わず、一度切り離してから接着しなおす必要が生じました。

20051906.jpg
不自然なミスに少々驚かされましたが、今回はお客さまから多くのディテールアップパーツを提供していただいていたこともあり、完成度に影響を与えるような問題はなんとか抑えつつ、ここまで来ることができました。(画像左はキットのモールド、そして右側はエッチング切替後の比較です)

20051907.jpg
司令塔があるフロアも無事に基本部分が組み終わりました。前部艦橋の基部は、水平面の塗り分けなどもありませんので、居住区の壁面などもこの段階で既に接着を済ませています。

20051908.jpg
そしてこちらは、更に一層上のデッキと構造物を組み立てている様子。ここも板パーツの箱組が必要になるため、その都度、合わせ目の処理を行いつつ進めていきました。

20051909.jpg
そして次の層も同様に進めていきます。三脚支柱の中間部に三角の平面形状を持つ構造物が積み上げられている様子は、日本戦艦にも共通するメカニズムです。

20051910.jpg
これまで組み立ててきた構造物を下から順番に積み上げた様子。前部艦橋の構造物は、まだひとつ上の層が残っていますが、まずはこれらのフロアからディテールアップを開始します。


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1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』製作記 その17

本来でしたら、本日は静岡ホビーショーからの帰宅直後で疲労困憊のハズですが、今年は残念ながら開催中止となったため、完全に平常と同一コンディションでの週開けとなりました。

来年の今頃がどういう状況になっているか? については、まだ想像がつきませんが、また以前のように、会場で模型ファンの皆さまとのご交流を楽しめる環境が整っていればと――、切に願っております。

それまでは(もちろんその後も)、お互いに体調管理にはくれぐれも気を付けて参りましょう。


さて、艦船模型製作代行のご依頼をいただき、トランペッターモデルの1/200戦艦『BB-39 アリゾナ』を製作中です。

20051801.jpg
今回も前回に引き続き、後部艦橋の製作の続きをご紹介します。前回、下地状態で組み上がった三脚マストは、外舷色と白のツートンに塗り分けました。

20051802.jpg
かなりコントラストが効いた塗り分けだけに、少しでも色の吹込みが起こると目立ってしまうため、マスキングにはかなり気を使いました。塗装順は、まず艦橋トップの白を先に吹き、支柱やフロア--、羅針艦橋全体をマスキングしてから外舷色を重ねています。

20051803.jpg
なお、手すりやラッタルなどの表現には、当初、エデュアルドのパーツを使用する予定でした。

20051804.jpg
必要箇所に応じた塗り分けが完了した、エデュアルドのエッチングパーツ。ですがこのパーツ、(羅針艦橋下部と同様に)メーカー側のミスが多く、赤丸で示した部分しか使用することが出来ませんでした。ラッタルは全て、幅が広すぎて取り付け部分に入らず、手すりは場所によっては2コマ分も長く、(フロアの断面部を兼ねている関係から)切り詰めて調整することもできないことから、使用を断念せざるを得ない状況となりました。

20051805.jpg
KAモデルのパーツを使用する方法もあったのですが、ホワイトエンサインのパーツの方が、トランぺッターの純正エッチングとのマッチングが良さそうでしたので、今回はこちらで補填しました。

20051806.jpg
エデュアルドのエッチングから差し替えたパーツの全景。手すりはホワイトエンサイン、ラッタルはKAモデル、そしてフロアの断面部分はトランぺッターの純正パーツという組み合わせになり、後部艦橋のディテールアップには合計4社のエッチングが混在することになりました。

20051807.jpg
エッチングを対空機銃の取り付けを完了した後部マストの全景。艦橋トップも白塗装も含め、下地を黒から立ち上げた甲斐があって、硬質かつ重みのある発色を実現できました。(探照灯スポンソンの手すりは、お客さまからお持ち込みいただいた資料に合わせて白塗装としております)

20051808.jpg
中央部分のクローズアップ。ラッタルとフロア断面部のディテールが、工業的な美しさを楽しませてくれます。

20051809.jpg
少し見上げアングルで見ると、フロア下面のディテールも際立ちます。指数板はエデュアルドのエッチングによるもので、(今回はパーツの不備が多かったものの)この点においては同社のパーツが完成度をおおいに引き立たせてくれました。

20051810.jpg
後部艦橋単体で見ると、まるで特撮用のプロップか? ロケセットのような佇まいです。展望台のような武骨な艦橋構造物は、戦間期の米軍戦艦の魅力のひとつといえるでしょう。

次回からは、前部艦橋の製作の様子をご紹介します。


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プロフィール

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Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

このところ、無記名のコメント(名無し、通りすがり)などが増えております。HN記載のない投稿は全て削除しますので、ご注意ください

インターネット上とはいえ、人間同士の交流の場としてコメント欄を公開しておりますので、マナーをお守りいただき、フェアなお付き合いをよろしくお願いいたします。

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