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1/350航空母艦『アークロイヤル91』製作 その9

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、メリットインターナショナルの1/350イギリス海軍航空母艦『アークロイヤル91』を製作中です。

今回は、40mm8連装ポンポン砲製作記の後編です。

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このポンポン砲の製作で最も面倒だったのは、実は砲本体ではなく、弾倉の製作です。8連装ポンポン砲には、前後2連になった弾倉を、左右に二基ずつの計4基を取り付ける必要があるのですが、テトラモデルのパーツは、これらも全てエッチングを箱組する構成になっているため、多大な作業量を要求されました。(画像は弾倉とブラケット用のパーツを必要数、切り出した様子です)

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弾倉の組み立ては、まずは弾帯のパーツをL字型に折り曲げて(仕切りを兼ねた)フレームを組み込み、外側にケースを巻き付けるように接着していきます。写真左側が組み立て前のパーツ群、右側が組み立て後の様子――。まずは、これらの弾倉を計24個製作しました。

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続いて、これらの弾倉をブラケットで繋ぎ、上下二段構造にします。写真左側は組み上げ後の弾倉2本で、これら(写真中央の)ブラケットでまとめて、写真右側のような一塊に仕上げました。これらを左右対称に配置することで、8連装ポンポン砲の給弾が完了します。

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最後は台座の組み立てです。左上に写っているのは電動機用のパーツで、これも(通常ならレジンパーツとなりそうなところを)エッチングをアーチ状に曲げて組み上げる構成になっています。

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折り曲げる箇所が多いので、工程自体は多くなりがちですが、パーツの精度が高いため、組み立ては思ったよりもスムーズに進みました。

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出来上がった台座と砲本体を接着すれば、40mm8連装ポンポン砲はようやく完成となります。おそらく、1/350対空兵装の単品としては、これまで当工房で扱った中でもパーツ数はおそらく最多になるではないか? と思いますが、なんとかここまでノーミスで進めることができました。

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『アークロイヤル91』への搭載数は全6基ということで、40mm機銃48門という(当時としては)かなりの重兵装が実現しました。

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塗色は、今回の『アークロイヤル91』で外舷色としても使用している、Mr.カラー325『グレー FS26440』を使用しました。

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また、銃身や剥き出しの弾帯を塗り分けることで、精密パーツならではの機能感を演出することができました。

次回も引き続き、対空兵装の製作の様子をご紹介します。


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驚嘆ですね!

このポンポン砲は、驚嘆に値しますね!
私も1/200フッド作成の時に、このポンポン砲をエッチングで作成しましたが、大変苦労しました。
エッチングと言えども、小さなパーツでは金属の厚みが影響し、箱モノでは正確な箱にならないことがよくありますよね。
それが、1/350でこの精度!クローズアップ写真を見ても、とても1/350とは思えない仕上がりですね。テトラモデルも凄いですが、折り曲げ、組み立ての正確さに加え接着剤の痕跡も全くありませんね!本当に驚いています。
それに加え、同じ物を同じ品質でたくさん作るのも大きなストレスですね!
完成が楽しみです。

Re: 驚嘆ですね!

>>>シロプリさん
コメントありがとうございます。ポンポン砲製作記お楽しみいただけました様で嬉しいです。テトラのパーツは、銃身以外を全てエッチングで組む力業になっているので、組み立てに苦労することも多いですが、完成したときの満足感は大きいですね。
このところ、(確定申告を含む)決算&事務作業に加えて、業務関連のシステムの見直しに追われてまして、アークロイヤル製作記は少し前の情報を『追いかけ再生』している状態なのですが、製作の様子は完成までじっくりご紹介して参りますので、引き続きお楽しみいただけましたらと思います。(笑) 
プロフィール

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Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

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