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2019年12月『鶉野飛行場周辺地域活性化イベント』 その4

ここしばらく、締め切りに追われていた『艦船模型スペシャルNo76』の作例原稿と連載記事は、本日、無事に脱稿しました。

来月15日頃の出版予定となりますので、発売の際にはぜひご覧ください。

(↑↑↑次号では、これまでの作例とは異なる表現のご紹介を予定しております)


さて、本日は昨年12月の『鶉野飛行場周辺地域活性化イベント』のレポート最終回として、艦船模型の出展作品をご紹介します。

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まずは、『鳶色の会 https://tobiiro.jimdofree.com/ 』の秋山会員こと、けんちっくさんによる1/350航空母艦『天城』です。船体や飛行甲板、そして艦橋を含めた構造物を全て、プラ板でフルスクラッチするという、驚異の工作技術が発揮された名作です。成型品をほとんど使用していないことから、エッジや面が非常に美しく整っており、実艦の佇まいやメカニズムを彷彿とさせてくれます。

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今回は、製作途中の1/350航空母艦『千代田』もお持ちいただきました。船体は、プラ角棒で組んだフレームに、プラ平板で外板を貼っていく方式で組まれています。デッキやスポンソン平坦部の滑り止めパターンには汎用のエッチングを使用していますが、スポンソン裏側の三角補強板や支柱&ブルワークもプラ板で組まれ、更には煙突までがプラ材の削り出しで自作されています。

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こちらは、未完成空母の『伊吹』です。船体はタミヤの最上型重巡を流用し、プラ板で自作した格納庫や飛行甲板&上部構造物を被せて製作されたものですが、成型パーツを使用した部分とスクラッチした部分の境目に破綻がなく、自然に仕上下られている様子には本当に驚かされます。見れば見るほど、実物の航空母艦を見ているようで、その世界に引き込まれる魅力を感じました。

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こちらも、けんちっくさんによるご作品で、1/700で航空母艦『隼鷹』の解体現場を再現したジオラマです。『隼鷹』本体は、ウォーターラインシリーズのタミヤキットをベースとしたもので、飛行甲板が剥がされて格納庫の内部が露出している様子なども伺えます。空母のメカニズムに精通したけんちっくさんならではの知識と技術が存分に活かされ、圧巻の仕上がりでした。

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細部を見ても、いっさい破綻がありません。語彙力に乏しいもので、なかなかうまくは表現できないのですが、私には「航空母艦に対する畏怖や憧れ」といった想いが、作品から滲み出ているように思います。私も今後、造船所のジオラマ製作を予定に入れてますので、これほどの名作に出会うことが出来て、本当に幸運でした。

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1/700の艦船模型は、今回参加したモデラー3名全員が出展することとなり、お互いの作品を見せ合う良い機会になりました。これは前回、飛行機モデルをご紹介した、屋根裏部屋の男さんによる1/700戦艦『扶桑』で、手すりを0.3mm径のプラ丸棒で自作するなど、こだわりの仕上げがなされていました。海面は石粉粘土とグロスポリマーメディウムによるもので、ダイナミックな航行波が表現されています。

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私も1/700の日本戦艦を1隻、出展しました。これはフジミの1/700戦艦『金剛』の1941年版です。劇的なイメージを狙って、水平面と垂直面の塗色のコントラストを強めに付けているのですが、写真に撮ると逆光のような写り方になってしまう点が少々心残りです。

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こちらは、ミッドウェー海戦時の1/700航空母艦『蒼龍』です。飛行甲板上には、ミッドウェー島への第一次攻撃隊の準備風景を再現し、飛行機搭乗員と整備兵のフィギュアを多数、配置しました。

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1/350の艦船模型作品は、今回は4隻を出展しました。写真上側は、ファインモールドの1/350駆逐艦『綾波』、そして下側は同じく1/350駆逐艦の『島風』です。

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大型艦では、ハセガワの1/350航空母艦『隼鷹』と――

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タミヤの1/350戦艦『大和』を出展させていただきました。

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以上で、昨年12月の『鶉野飛行場周辺活性化イベント』のレポートは終了です。イベント当日は多くの出会いや発見があったため、本当はまだまだご紹介したいネタがたくさんあるのですが、このところ製作予定がおしていることもあって、少々慌ただしいご紹介となりました。

当日、お世話になった方々と、会場にお運びいただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。

そして、再び安心してイベントを開催できる日が訪れることを願いつつ、ご挨拶とさせていただきます。

(次回からは、ご依頼品の1/200戦艦『アリゾナ』の製作記を開始します)


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No title

今思えば良いときにこのイベント出来て良かったですね。今ちょっと厳しいですから。

それにしても懐かしいです、この時点での千代田。

その千代田もかなり製作が進みました。90%に近いと思います。

また見ていただく機会があれば良いですねー。

Re: No title

>>>けんちっくさん
そうですね~、今思えば、イベントが普通に開催できるのが当たり前だった当時の日常がいかにありがたかったか? を実感させられます。
フルスクラッチ作品となると、進行の度合いによってかなり見た目も変わってきますし、工程を振り返る楽しみもありますね(笑) 千代田の完成状態を見られる日を楽しみにしつつ、日々を乗り切っていきたいと思います。それまでは、ブログを介して応援して参りますので、これからもよろしくお願いいたします!
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Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

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