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『早野 治朗さん宅』訪問記 モデラーのお宅訪問5

今年度末最後の更新となる本日は、『モデラーのお宅訪問記』をご紹介します。

今回御紹介するのは、月刊『ホビージャパン』や、『艦船模型スペシャル』に1/350艦船模型作例を掲載されている早野治朗さんのお宅です。 

以前、同じく艦船模型ライターをされている山口隆司さんが、私が独立前に勤めていた産業模型製作会社の先輩であることを当ブログにてご紹介させて頂きましたが、今回御紹介する早野さんは山口さんの更に先輩にあたり、私から見ても先輩中の大先輩とも言えるお方です。

早野さんと山口さん、そして渡辺(HIGH-GEARed)の3名が艦船模型の分野で同じ雑誌に掲載されることになったのは全く持って不思議なご縁と言わざるをえませんが、この日はその山口さんもお誘いして、ある意味『二重同窓生』とも言える3名が一堂に会するプチオフ会となりました。

なお、早野さんのお住まいは大阪府門真市の京阪沿線で、私も前職で門真市に住んでいた頃はよく自転車で通っていたお馴染の場所にありました。奈良市からは車で1時間以内の短距離ですので、この日は近所の有料駐車場に車を止め、山口さんと落ち合ってその足で御宅に御邪魔しました。

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工作部屋兼リビングには躍動感溢れる海面表現が施された艦船模型群が綺麗に並べられていました。資料本なども充実していてまさに理想のホビールームです。

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まずは昭和19年マラヤ沖にて噴進する鵜来型海防艦を再現したご作品をご紹介します。海面のうねりはもちろん、進行方向から乗組員に叩きつける風の勢いまで伝わってきそうな臨場感溢れる仕上がりです。もちろん、船本体の作り込みも素晴らしく、いつまでも見ていたいと思える素晴らしいご作品でした。

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早野作品の特長でもある海面も単品で拝見させていただきました。スタイロフォームを切り出して作られており、船首に切り裂かれた波は透明プラ板を使って再現されています。 詳しい製作方法は、モデルアート社出版『艦船模型スペシャルNo58』に掲載されていますので、ご興味のございます方は是非バックナンバーを購入してご覧くださいませ。(モデルアート通販サイト→ http://www.modelart-shop.jp/?pid=95452499 )

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こちらは月刊ホビージャパンに掲載された軽巡洋艦『長良』で、微速で入港していく情景が再現されています。

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甲板上にはカッターダビットが展開されていく様子が再現されており、このご作品の見せ場のひとつになっています。乗組員の配置やポーズもそれぞれに工夫されていて、作品全体が立体的な絵画であるかのような演出がなされていました。

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艦船模型スペシャルに掲載された陽炎型駆逐艦は、駆逐艦ならではの高速性を感じさせるダイナミックな波が表現されています。舵を切ったときに船体がロールする様子や、海水が押し寄せるカーブ外側と負圧の発生する内側の波の立ち方の違いが驚くほどリアルに再現されており、波飛沫の音が聞こえてくるような臨場感が伝わって参りました。

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こちらは第二船速で前進する駆逐艦『綾波』です。同じ駆逐艦の航行を再現した作品でも、船脚や舵の角度によって波の表情が異なる点が面白いです。

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最後は、早野さんの製作スペースをご紹介します。作業机と資料などを並べる机がL字状に配置され、システマチックな工房に仕上げられていました。今回は携帯カメラの調子が悪く、ご作品の魅力を充分に伝えきることができませんでしたので、今後の機会にちゃんとしたカメラを持って再訪問させていただきたいと思います。

当日は早野さんには貴重な資料を貸していただいたり、魅力的なキットを譲って頂いたりとたいへん良くして頂きました。また、山口さんにも1/350航空母艦『飛龍』製作に役立つ貴重なパーツを快くご提供戴き、お二人には心より感謝申し上げます。

今後はこの3名で作品を並べる機会もありそうですので、早くもその日が待ち遠しい今日この頃です。


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マジック

渡辺様
この度はお忙しい中、訪問記を作って頂いてありがとうございました。
普通の部屋と作品がなにやら素敵に見えるのは、やはり有名ブログの持つマジカルパワーでしょうか。
でもちょっと褒め過ぎー
従業員20名ほどの無名の会社出身者が、後日モデラー(しかも少数派の艦船)になって知り合えるなんて、本当に不思議なご縁を感じます。
きっと長い付き合いになるんでしょうねぇ~ フフフ
当方仕事もひと段落着きましたので、また遊びに来てください。
5月アンド6月の件の打ち合わせもありますし。
ではでは近々また

Re: マジック

>>>早野さま
いえいえ、こちらこそ早くアップしたくてたまらない気持ちでいたのですが、なかなか書くことが多すぎてつい出番が遅くなってしまいました(^_^;) オンボロ携帯で撮影した写真では少々不完全燃焼でしたので、次回はぜひカメラ持参で伺います(笑)
それにしても、サンメックでのご縁は本当に不思議ですね。私が所属していたときには従業員も10名程度になっていたのですが、あまり『ホビーとしての模型』に興味のある人材がいなかったので、もっと早くお知り合いになりたかったです。早野さまはお仕事の方も落ち着かれたとのこと――私は逆に今、依頼作品製作と艦スペ次号の記事作成が並行していてまた慌ただしくなって参りましたので、落ち着き次第御連絡します<(_ _)>
プロフィール

HIGH-GEARed

Author:HIGH-GEARed
奈良市在住、スケールモデル販売業者「モデルファクトリーハイギヤード」の製作担当兼代表をしております。

また、渡辺真郎の名前で、モデルアート社出版『月刊MODEL Art』、『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』等の模型雑誌の作例記事や連載企画、考証記事を書かせていただいております。

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